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18歳で決まる?
大学・就職で一気に開く“見えない差”
こんにちは、ドゥマゲッティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
「とりあえず高校までは日本で」
「大学に入ってから考えればいいかな」
子育てをしていると、18歳という年齢を、一つの大きな“区切り”として捉える方はとても多いと思います。
実はこの18歳前後は、海外経験の有無による差が、一気に表に出やすい時期でもあります。
しかもその差は、テストの点数や偏差値では測れない、とても静かで、見えにくい差です。
18歳は「選ばれる側」に立つ年齢
小学校・中学校・高校までは、基本的に子どもは、
「用意された進路」
「決められたレール」
の上を進んでいきます。
ところが18歳を境に、立場が変わります。
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大学を選ぶ
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学部を選ぶ
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将来の方向性を考え始める
そして少しずつ、「選ぶ側」から「選ばれる側」へと移行していきます。
この段階で問われ始めるのは、学力そのものよりも、
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この人は、何ができそうか
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どんな考え方をするのか
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未知の環境でも動けるかといった、人としての土台です。
「いい大学=安定」が崩れた理由
少し前までは、「いい大学に入れば将来は安定」という考え方が、確かに存在していました。
しかし今、その前提は大きく揺らいでいます。正確にはなくなってきています。
経済学者の 河野龍太郎 さんは、著書 日本経済の死角 の中で、次のように述べています。
「日本はすでに内需だけでは成り立たない経済構造に入っている」
人口は減り、国内市場は確実に縮小しています。
つまり、日本の中だけで完結する仕事やキャリアは、今後ますます減っていくということです。
企業が見ているのは「偏差値」ではない
最近の企業採用の現場で、よく聞かれる評価軸があります。
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自分で考えられるか
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環境の変化に対応できるか
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異なる価値観の人と関われるか
これらは、テストの点数や学歴とは、少し違う軸です。
経済評論家の 成田悠輔 さんも、著書 22世紀の資本主義 の中で、次のように述べています。
これからは「何を知っているか」より「どこで、どう生きてきたか」が問われる時代になる
18歳を過ぎた頃から、この違いが少しずつ、しかし確実に見え始めます。
海外経験がある子が自然に有利になる理由
海外や異文化の中で過ごした経験がある子は、18歳の時点で、すでに次の感覚を持っています。
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日本が「世界の一部」にすぎないという感覚
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英語や文化の違いに対する抵抗のなさ(低さ)
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正解がない状況で、自分なりに動いた経験
これらは、どれだけ勉強しても、教科書だけでは身につきません。
一方、海外経験のない子どもは、初めて「日本の外」を強く意識するのが、大学生になってから、というケースも少なくありません。
このスタート地点の差が、その後の行動量や、選択肢の広さに直結していきます。

親が気づいたときには、選択肢が違う
怖いのは、この差がとても静かに現れることです。
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大学のレベルは同じ
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成績にも大きな差はない
それでも、
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インターンに応募する勇気
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海外プログラムへの参加意欲
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初対面の場での発言力
こうした場面で、少しずつ差が開いていきます。
親が「なんとなく違うかもしれない」と感じる頃には、すでに選べる道の幅そのものが違っている
ということも、決して珍しくありません。
アジアとつながれる人が、これから選ばれる
これからの日本は、ますますアジアとの接続なしには成り立ちません。
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人の移動
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仕事の流れ
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情報の行き来
これらは、国境を越えて当たり前に動いていきます。
そのときに必要なのは、完璧な英語力よりも、違いを前提に人と関われる感覚です。
海外経験は、その感覚を、18歳までに自然な形で育ててくれます。
おわりに
18歳は、人生が決まる年齢ではありません。
けれど、選択肢の広さが分かれ始める年齢であることは確かです。
大学や就職で一気に見える差は、突然生まれたものではありません。
見えないところで、長い時間をかけて積み重なってきた結果です。
「まだ先の話」
そう思える今こそ、一度だけ立ち止まって考えてみてください。
この先、子どもが世界の中で、自分の立ち位置を自然に考えられるかどうかを。

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