今日の朝は曇り空、さわやかな風が穏やかに吹いてきます。
ドゥマゲッティにいると、一日の始まりと終わりが、時計よりも音で分かることがあります。
朝は、遠くから届く声が薄く、昼は、音が水平に広がる。夕方になると、足音と話し声が少しだけ近づく。
大きな出来事がなくても、音の並び方が、街の性格を静かに教えてくれます。
うるさい、ではなく「密度が変わる」
同じ通りでも、時間帯によって音の密度が変わります。
車が増えるわけでも、人が急に集まるわけでもない。
ただ、響き方が変わる。
高い音が減って、低い音が残る時間帯がある。
その変化は、説明しづらいけれど、身体には分かります。

音が少ない時間は、静かとは限らない
音が少ないからといって、何も起きていないわけではありません。
店の奥で動く気配、家の中から聞こえる生活音や、それらが背景として残ります。
街は止まらず、主張だけが引いている。
その状態が、落ち着きとして感じられることもあります。
慣れると、気づかなくなる音
しばらく過ごすと、最初は気になっていた音が、いつの間にか背景に溶けます。
聞こえなくなるのではなく、気にしなくなる。
その変化は、「合っている」「合っていない」を静かに教えてくれる指標でもあります。
今日は、耳で確かめるだけ
もし今日、街の音が少し気になったなら、それを評価しなくて大丈夫です。
好きか、嫌いか、合うか、合わないかなど、結論を出さなくてもいい。
今日は、音の並びを聞くだけで十分です。

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