「子どもは楽しみにしているんです。でも、不安なのは私なんです。」
先日、初めてご相談に来られたお母さんが、少し照れくさそうに話してくださいました。
その言葉を聞いて、「やっぱりそうなんだな」と思いました。
親子留学というと、子どものことばかり心配しているように思われがちですが、実際にはお母さん自身が大きな不安を抱えていることが少なくありません。
海外で生活できるだろうか。
病気になったらどうしよう。
買い物はできるかな。
子どもが学校へ行っている間、一人で過ごせるだろうか。
そんな不安を抱えながら、それでも「子どもの将来のために」と考えている方が本当に多いんです。
でも、実際にドゥマゲッティで生活を始めたご家庭からは、こんな言葉をよく聞きます。
「最初の一週間は緊張していました。でも、生活の流れが分かってくると気持ちがずいぶん楽になりました。」
もちろん、不安がゼロになるわけではありません。
日本と同じようにはいかないこともあります。
それでも、一つひとつ経験していくうちに、「思っていたより大丈夫だった」と感じる方が多いようです。
私も15年以上フィリピンで生活してきましたが、不安を感じること自体は決して悪いことではないと思っています。
むしろ、それだけ真剣に家族のことを考えている証拠です。

親子留学は、英語を学ぶためだけの時間ではありません。
子どもだけでなく、親も新しい価値観に出会い、「こんな生き方もあるんだ」と感じる時間でもあります。
海外で暮らすことが正解というわけではありません。
日本にもたくさんの良さがあります。
ただ、子どもが将来、自分の人生を選ぶ時に、「海外という選択肢も知っている」という経験は、大きな財産になるかもしれません。
親子留学をするかどうかを決める前に、一人で悩み続ける必要はありません。
不安なこと、気になっていることを話してみるだけでも、頭の中が整理されることがあります。
相談に来られる方の多くも、「まず話を聞いてもらえて安心しました」と言ってくださいます。
そんな時間も、親子留学を考える大切な一歩なのだと思っています。

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