こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
今回は「親子留学が子供の『自信』を伸ばす3つの理由。」というタイトルで、親として知っておきたい「なぜ英語環境下での親子留学が子どもの自信を育てるのか」をお伝えします。
親子留学が子供の「自信」を伸ばす3つの理由
親子留学を考えているママにとって「英語力が上がる」はもちろんですが、「子どもの自信」が育つことが大きな成果です。
英語話者としてではなく、どんな場面で子どもが“自分を信じて行動できるようになるか”を理解することも、学校選びや家庭でのサポートに役立ちます。
以下に、研究・公的データ・DEECの実体験から、親子留学で子どもの自信が伸びる3つの理由を徹底解説します。
理由1:新しい環境・挑戦を乗り越える経験が「できる自分」を育てる
- 公的調査・留学プログラムからの知見
海外で学ぶ/異文化に身を置くことが、多くの子ども・学生にとって自信を育てる転機になる、というデータがあります。
例えば、HSBC や EF の「親が子どもの留学を望む理由」調査では、「異文化で暮らす」「英語でコミュニケーションする」「自立する経験」が、自信・主体性・積極性に結びつくという回答が非常に多いです。
また、州立大学のプログラムが提供する情報の中では、留学することで (自信と主体性の向上)」が挙げられており、新しい文化・言語の中で困難を乗り越える経験が自己効力感を強めるとされています。
- DEECでの体験例ドゥマゲッティでのインター校通学を始めた日本人の子どもたちからよく聞く声として、「最初は何も聞き取れなかったけど、少しずつ先生の指示がわかってきた」「休み時間ともだちと英語で話せるようになった」「授業で答える時に手を挙げられるようになってきた」というものがあります。
たとえば低学年のお子さんで、
「あいさつ/謝る表現/返事など簡単なフレーズも怖くて言えなかった」時期があった子が、1学期(約4-5か月)ほどで“自分から先生に質問をする”“友だちに話しかけに行く”などの小さな行動変化を見せるようになりました。これは、「できること」が増えたことで自信になる典型例です。

理由2:英語を使う場面が日常になることで「失敗を恐れない心」が育つ
- 研究・理論の観点から
言語教育理論(特に第二言語習得理論)では、「言語インプット」と「言語アウトプット」の機会が多い環境、そして「間違いをしても受け入れられる環境」が言語習得において非常に重要とされています。
英語を使うこと・発言することが日常の場面になると、間違いを恐れずにチャレンジする経験が増え、それが自信につながっていきます。
例えば 、理解可能なインプットや「スキャフォルディング(段階的支援)」のある授業スタイルは、子どもが“聞く・理解する”ことから“話してみる”へと段階的に進めるよう工夫されています。
これによって、「自分にもできる」という実感を持ちやすくなります。
- DEECで見られた実例
DEEC の親子留学サポート先の学校では、例えば英語初心者の子どもに対して、先生がゆっくり話す・指示を繰り返す・視覚教材を多用する・教科語彙を家庭でも見せるなどの補助があるところが多いです。
また、クラスメートの友だちが助けてくれる環境があり、失敗しても笑って済ませたり、「すごくいいチャレンジだったね!」と褒められたりすることが多い学校文化・教師文化があります。
こういう経験を重ねることで、「間違えても大丈夫」と子どもが感じ、自分から発話したり課題に取り組む勇気が出てきます。
日本人は他の国の子供たちと比べると間違いに敏感なケースが多いようです。
理由3:小さな成功体験の積み重ねが自信を裏付ける
- 調査データ・留学報告からの裏付け
留学経験者が「自分に自信がついた」と答えることが非常に多く、特に「小さな成功」が自信を育てるきっかけになるとする調査結果があります。
学びの中で“少し難しいことをやり遂げた”経験が、自信につながるとされています。
- DEECでの実例
親子留学をしたお子さんたちの中には、「クラスで最初は宿題を提出するスピードが遅かった/答えることを避けがちだった」が、半年・1年経つうちに「先生に手を挙げて発表するようになった」「友だちに質問するようになった」「宿題を自分で終わらせてくるようになった」といった成功体験の積み重ねがあります。
これらの「小さなできた」経験が、「自分にもできるんだ」という自己肯定感を育て、自信の根っことなります。この自信は生涯にわたって大きな影響力を持ちます。
●親としてできること:子どもの自信をさらに育てるためのサポート
親子留学を最大限に活かし、子どもの自信を伸ばすために親ができる具体的な支援も重要です。以下、DEEC の経験からお勧めする方法です。
〇子どもの小さな成果に注目し、言葉にして褒める
例えば「今日は先生の質問に答えられたね」「よく頑張ったね」「きょうの発表、よく準備できていたよ」など、具体的な行動を褒めることが効果的です。
〇挑戦する機会を意図的に与える
発表・プレゼン・グループワーク・英語での会話など、子どもが少し緊張する場面を経験させる。ただしプレッシャーになり過ぎないよう配慮を。
〇失敗を肯定できる環境をつくる
間違いを責めるよりも「それでもやってみたこと」を尊重する姿勢を教師・家庭ともに持つこと。失敗から学んだことを話す習慣を持つ。
〇自分で考え・行動する機会を支持する
子どもに選択肢を与える(どのクラブに入るか、どの課題を先にやるかなど)、自分で問題を解決する経験をさせる。これは「自分でできる」という自信につながります。
〇日常で英語を使う機会を増やす
学校外でも英語で歌を歌う・英語の絵本を読む・英語で友だちと話すなど、家庭でも英語を出す環境を意図的につくる。これが言語の壁を減らし、自分から話すきっかけになります。
まとめ
親子留学が子どもの自信を伸ばす理由は、大きく次の3つです。
〇新しい環境・挑戦を乗り越える経験が「できる自分」を育てる。
〇英語を使う日常の中で「間違えてもいい」「チャレンジしてみよう」という心を育てる。
〇小さな成功体験の積み重ねが自己肯定感を強くし、「自分に自信がある」というベースをつくる。

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