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親の生活リズムづくり② 「親の学びや仕事時間の確保」

  • 2025.09.27

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。   

「親の学びや仕事時間の確保」 

留学をすると、多くの親御さんから

「子どもに付きっきりで自分の時間が持てない」

「せっかく海外に来たのに、自分が何も成長できていない気がする」という声をよく耳にします

確かに子どもの送迎や生活サポートは大切ですが、親自身が「学び」や「仕事」の時間を確保することも、長期的に見て非常に重要です。親の充実感や成長が、そのまま子どもの安心感や意欲につながるからです。            

ここでは、ドゥマゲッティで親御さんがどうやって自分の時間をつくり、学びや仕事を続けられるのか、私の経験を交えてお話しします。    

 

● 時間を「ブロック」で考える。    

まず大事なのは「隙間時間」ではなく「まとまった時間」を意識的に確保することです。子どもの学校時間が7:30〜15:00とすると、送迎や家事を除いても3〜4時間は自分に使える時間が生まれます。この時間を「午前は英語学習」「午後は在宅ワーク」とブロック化することで、集中しやすくなります(もちろん娯楽も重要なポイントです)。     

私自身も最初はダラダラとスマホを見て過ごしてしまい、「何もできなかった」と後悔することがありました。しかし「午前中は完全に仕事」「午後は子どもが帰る前に買い物」というように時間をブロック化したことで、生活にメリハリが生まれ、満足感も増しました。  

 

● 親の学びの選択肢。    

ドゥマゲッティは留学都市ですから、子どもだけでなく親も学べる環境が整っています。   

①英語学校の大人コース      

発音矯正やビジネス英語、日常会話など、ニーズに合わせたコースがあります。短時間のマンツーマンレッスンを午前中だけ受ける親御さんも多いです。    

②オンライン学習   

日本の大学院の通信講座を受けている方や、資格試験の勉強をしている方もいます。インターネット環境は整いつつあるので、静かなカフェや自宅で学ぶことも可能です。   

③趣味や地域交流     

料理教室、フィリピンの伝統ダンス、ヨガなど、地域コミュニティでの活動も学びの一部になります。こうした体験は親の人生を豊かにし、子どもに「学び続ける姿勢」を見せることにもつながります。 

 

● 仕事を続ける場合      

最近は在宅ワークを持ち込んで留学に来る親御さんも増えています。ライター、デザイナー、プログラマー、オンライン講師など、PC一つでできる仕事は海外でも継続可能です。    

ただし注意点があります。    

①ネット環境の確保   

停電や回線トラブルがあるため、ポケットWi-Fiやモバイルデータを必ずバックアップに用意すること。

②集中できる場所   

カフェやコワーキングスペースを使うのもおすすめ。ドゥマゲッティ中心部にはフリーWi-Fiのカフェが多く、欧米人フリーランサーも作業しています。   

③日本との時差対応    

フィリピンは日本より1時間遅れ。会議や打ち合わせの時間調整は意外に楽です。

   

 

● 公的機関の指摘。

フィリピン労働雇用省(DOLE)は、リモートワークの活用について次のように述べています:Flexible work arrangements allow parents to balance family responsibilities while continuing their professional growth.(柔軟な働き方は、親が家庭の責任と自己の成長を両立することを可能にする。)出典:Department of Labor and Employment Philippines   

まさに、親が留学中に仕事や学びを継続する意義を示している言葉だと思います。   

 

● 増田からのアドバイス。    

親子留学の成功は、子どもが学ぶだけでなく、親が充実感を持てるかどうかにもかかっています。親が「やりたいことをやっている」姿は、子どもに安心感を与えるだけでなく、「大人になっても学び続けるのが普通なんだ」と自然に教えることになります。    

学びたいなら、午前中に語学学校へ。   

働きたいなら、子どもの授業時間を仕事に充てる。   

趣味や交流も「学び」の一部と考える。     

こうして「自分の時間」を堂々と確保することが、結果的に家族全員の幸せにつながります。

ドゥマゲッティでは個人の選択を重んじてくれる文化があります。

日本のそれと同じとせず、自分の選択を信じて楽しみましょう。