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親の生活リズムづくり① 「子どもの学校時間に合わせた一日の流れ」

  • 2025.09.27

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

「子どもの学校時間に合わせた一日の流れ」

親子留学で大きなテーマの一つになるのが「親自身の生活リズム」です。

子どもは学校に通うことで生活の軸ができますが、親は新しい土地で家事・買い物・サポート・自分の時間と、やることが一気に広がります。特に最初の数週間は「毎日がバタバタ」「時間の使い方が分からない」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。

私も家族でドゥマゲッティに移住した当初、子どもの学校時間に生活を合わせることが大きな課題でした。ここでは、実際の生活をもとに「親の一日の流れ」づくりについてお話しします。  

 

● 朝の時間をどう過ごすか。   

フィリピンの学校は朝が早く、7時半から授業が始まることが多いです。我が家でも6時前には起床し、朝食とお弁当の準備をして子どもを送り出します。      

送りの後は「一日のゴールデンタイム」です。涼しい時間帯なので、買い物や市場での食材調達をこの時間に済ませると効率的です。ローカル市場は朝が最も品揃えが良く、鮮度も抜群なので、ここで食材を確保しておくと安心です。        

私自身は、子どもを送った後に「仕事」「買い物」「銀行や役所の手続き」などを一気に片付けることが多いです。日本に比べて手続きに時間がかかるので、午前中を有効に使うことがポイントです。  

 

● 午後の時間の工夫。     

学校は昼過ぎ〜午後3時頃に終わることが多いため、午後の前半は「自分のための時間」として活用できます。     

英語学校で学ぶ。     

趣味や運動(ヨガ、ジム、散歩など)。    

在宅ワークや読書。     

こうした活動を取り入れることで、親自身も留学生活を充実させられます。私も最初の頃は子ども中心の生活になり、自分の時間が取れずストレスを感じましたが、「子どもの登校中に自分の時間を使う」と意識を変えてから、生活が一気に楽になりました。

 

● 子どもの帰宅後。     

子どもが帰宅すると、宿題や遊び、食事の準備で一気に忙しくなります。特に小学生の場合は、宿題を見てあげたり、学校であったことを聞いてあげたりする時間がとても大切です。    

 

● 夜の時間。    

夜はできるだけ早めに就寝リズムを整えることが大切です。フィリピンは日没が早く、18時には暗くなるため、夕食を18〜19時に済ませ、21時前には子どもを寝かせる家庭が多いです。     

その後は、親にとって貴重なリラックスタイムです。夫婦での会話や映画鑑賞、日本の家族や友人とのオンライン通話など、この時間に心をリセットできるよう工夫すると生活が安定します。 

   

 

● 公的機関のアドバイス。   

フィリピン教育省(DepEd)は、児童の生活リズムについて次のように述べています:Parents are encouraged to establish consistent daily routines to support children’s learning and overall well-being.(保護者は、子どもの学習と健全な生活を支えるため、一貫した日々の生活習慣を整えることが推奨される。)出典:Department of Education Philippines  

つまり、子どもの学びを支えるためにも、親が生活リズムを整えることが欠かせないということです。

 

● 増田からのアドバイス。     

私が思うのは「親も留学している」という意識を持つことが大事だということです。子どものために来ているとはいえ、親自身も新しい環境で学び、挑戦し、楽しむ権利があります。    

朝は効率的に用事を済ませる。     

午後は自分の学びや趣味の時間(買い物などもよし)にする。     

夕方以降は子どもと一緒に楽しむ。    

夜は早めにリセットする。     

この流れを作ると、親もストレスをためずに留学生活を送れるようになります。家族みんなが健やかに暮らすためには、親がまず「心と体のリズム」を整えることが何より大切だと私は実感しています。