こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
「交通手段と日常の移動」
フィリピンの生活で「どう移動するか」は非常に大切なテーマです。特に親子留学や移住の場合、学校への送迎や買い物、病院への通院など、日常の足をどう確保するかは生活の快適さに直結します。
ドゥマゲッティは小さな街ですが、その分交通インフラが独特で、日本から来ると驚くことも多いです。今回は、私自身の体験を交えながら、交通手段と日常の移動の実情を詳しくお伝えします。
● 主な交通手段。
ドゥマゲッティでは以下のような交通手段が一般的です:
①ジプニー(Jeepney) フィリピンの代表的な乗り合いバス。料金は10ペソ前後と安く、ローカルの人々の足です。ただし、ルートを把握するのが難しく、初めての方には少しハードルが高いかもしれません。
②トライシクル(Tricycle) バイクにサイドカーを付けた三輪タクシー。ドゥマゲッティで最もポピュラーな移動手段です。初乗りは15ペソ前後で、距離によって変わります。私の家族も普段の買い物や子どもの送迎でよく利用しています。
③自家用バイク(Motorbike) 現地の人にとっては生活の必需品。街中ではバイクの数が圧倒的に多いです。移住者の中にもバイクを購入する人は多いですが、小さな子ども連れだと安全面で注意が必要です。
④レンタカー/自家用車 長期滞在者や家族連れには車の利用が便利です。私たちのセンターでもレンタカーを提供していますが、買い物や観光に非常に重宝されます。
● 子ども連れに適した移動方法。
小さなお子さんがいる場合、トライシクルやジプニーはあまり快適ではないことがあります。特に雨季は車内が濡れたり、排気ガスの影響を受けやすかったりします。そのため、子ども連れには レンタカーや自家用車の利用 をおすすめします。 (自家用のバイクの利用も有効的です)
● 移動に関する注意点。
①道路事情
道路は基本的に狭く、舗装が十分でない場所もあります。歩道が整備されていないため、歩行者も車道を歩くことが多いです。
②交通ルールの違い
信号機が少なく、交差点は「譲り合い」で進むことが多いです。日本の感覚でいると戸惑うことがあるので、運転する場合は特に注意が必要です。
③夜間の移動
街灯が少ない場所が多いため、夜は極力外出を控える、または車を利用するのが安全です。
● 公共交通に関する公的情報。
フィリピン陸運局(LTFRB)は公共交通利用に関して次のように述べています:Safety and discipline in using public transport must always be observed, especially by parents traveling with children.(公共交通を利用する際には常に安全と秩序を守るべきであり、特に子ども連れの保護者は十分に注意する必要がある。)出典:Land Transportation Franchising and Regulatory Board
これはまさに親子留学や移住者に向けたアドバイスそのもので、実際の生活にも強く当てはまります。
● 移住者が取り入れている工夫。
①送迎をローカルに依頼
信頼できるトライシクルドライバーと契約し、毎日の学校送迎をお願いしている家庭もあります。定額で契約することで料金トラブルもなく安心です。(ただしくれぐれも個人によりますので確認が必要です)
②徒歩で暮らせるエリア選び
学校やスーパーに徒歩で行ける場所に住むことで、移動のストレスを最小限にするご家庭もあります。
● 増田からのアドバイス。
私が強く感じているのは、交通手段は「便利さ」だけでなく「安全性」を基準に選ぶべきだということです。特に子どもが小さいうちは「安心して送り迎えできるか」が一番大切。
日常的な短距離移動 → 信頼できるトライシクルドライバー。
家族での外出や観光 → レンタカーや自家用車。
ローカル体験 → ジプニー(ただし子供だけでは✖) 。
このように使い分けると、無理なく快適に生活できます。
日本のように電車やバスが整っていない分、移動手段は工夫が必要です。
しかし、それもまたドゥマゲッティらしい生活の一部。少しずつ慣れていくと、移動そのものが街の魅力を感じるきっかけになりますよ

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