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生活インフラの整え方② 「家具・生活用品の揃え方」  

  • 2025.09.26

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。 

「家具・生活用品の揃え方」  

新しい土地での生活を始めるとき、まず必要になるのが「家具や生活用品をどう揃えるか」という課題です。

日本のように「ニトリ」や「無印良品」に行けば一通り揃う、という便利さは残念ながらドゥマゲッティにはありません。しかし、ローカルの方法を知り、上手に組み合わせることで、コストを抑えつつ快適な生活空間をつくることができます。今回は、私の経験を交えながら、家具や生活用品を調達するコツをご紹介します。     

● まずは「家を決めてから」必要なものを把握。   

家具や生活用品を買う前に、まず大切なのは「住む家のタイプ」によって必要なものが変わるということです。     

例えば、コンドミニアムやアパートメントでは 備え付けの家具や家電 がある場合が多いです。ベッド、冷蔵庫、テーブル、椅子、エアコンなどが最初から用意されている物件も多く、「最小限の生活用品だけ追加すればよい」ケースもあります。     

一方、ローカルハウスや一軒家では ほぼ空っぽの状態 からスタートすることも珍しくありません。その場合はベッド、マットレス、食器、コンロ、調理器具など、生活に必要なほぼすべてを揃える必要があります。    

私自身、最初の家はアパートタイプで家電付きだったので助かりましたが、その後一軒家に移ったときは本当に大変でした。引っ越し初日の夜は、マットレスを床に置いて家族全員で寝たのを今でもよく覚えています。 

   

● 家具の調達先。    

①地元の家具屋(ローカルショップ)     

ドゥマゲッティには小さな家具屋が街のあちこちにあります。木製のベッドやテーブルは丈夫で長持ちしますし、値段も手頃。オーダーメイドで作ってくれる大工さんもいて、「子ども用サイズの机」など細かい注文も可能です。(実際増田家も作ってもらいました)    

②大型ショッピングモール    

Lee PlazaやRobinsons Mallには家具売り場があります。クッションやカーテン、収納用品などの小物も揃いやすく、最初の買い出しには便利です。     

③中古品(セカンドハンドショップ)      

現地では「Ukay-ukay(ウカイウカイ)」と呼ばれる中古ショップが人気です。衣類がメインですが、家具や生活用品を扱うお店もあり、掘り出し物に出会えることもあります。(最近では家具の中古店も増えてきました(韓国系が多い)    

④Facebook Marketplace    

実は最も便利なのがこの方法です。駐在員や留学生が帰国する際に家具をまとめて売り出すことが多く、格安でまとめ買いできるチャンスがあります。(ネット上での取引のため、相手を十分確認する必要はあります  

 

● 生活用品の調達    

①食器・調理器具   

ローカルスーパー(Robinsons、CityMall)で一通り揃います。ただし、日本のような高品質のフライパンや包丁は少ないため、日本から持ってくるか、マニラやセブの大手モールで探すと安心です。    

②寝具    

ローカル製はクッション性が弱いことが多いので、少し高くても良いマットレスを選ぶのがおすすめです。子どもが快適に眠れるかどうかは、生活の質に直結します。(ユーラテックスがお薦め)    

③掃除用品    

モップやバケツは現地で安く購入可能。ただし、日本のコロコロ(粘着テープクリーナー)はなかなか手に入らないので、日本から持参すると便利です。    

 

● 公的機関の参考情報    

フィリピン貿易産業省(DTI)は、輸入品や生活必需品の価格監視を行っており、次のように発表しています:Consumers are encouraged to buy only what is necessary and compare prices across stores to ensure reasonable spending.(消費者は必要なものだけを購入し、複数の店舗で価格を比較することで無駄のない支出を心がけるよう推奨されている。)出典:Department of Trade and Industry Philippines

これは移住者にとっても大切なアドバイスで、「一度に全部を揃えようとせず、生活しながら少しずつ買い足す」ことが結果的に節約につながります。    

 

● 増田からのアドバイス。     

家具・生活用品の準備で大事なのは 「完璧を求めないこと」 です。最初から日本と同じ生活環境を整えようとすると、出費も労力も大きくなり、ストレスが溜まってしまいます。   

私のおすすめは:

最初の1か月は最低限の家具で生活してみる。    

必要だと感じたものを順番に買い足す。    

ローカルと輸入品を上手に組み合わせる。      

こうすることで、コストを抑えつつ、自分たちの暮らしに本当に合った環境を整えることができます。

私自身、最初は「机や収納が足りない」と不便を感じましたが、暮らすうちに「これは必要」「これは不要」と見極められるようになりました。   

親子留学や移住は「家族の成長の旅」でもあります。家具や生活用品を揃える過程そのものが、家族の共同作業として良い思い出になりますよ。