今年最初の台風も過ぎ去ってここドゥマゲッティは穏やかな晴天になりました。
さて、親子留学や海外移住を考え始めると、複数の候補地を並べて比較する時間が増えていきます。
治安、費用、学校、英語環境、生活のしやすさ。
条件を書き出せば書き出すほど、一見すると判断に近づいているようにも感じます。
けれど同時に、「前より分からなくなった気がする」そんな感覚が出てくることもあります。
比較は、分かりやすさを与えてくれる
比較すること自体は、悪いことではありません。
違いを並べることで、それぞれの特徴が見えやすくなるのは確かです。
都会か、落ち着いた街か、利便性か、生活コストか日本人の多さか、少なさか。
こうした軸は、考え始めたばかりの段階ではとても助けになります。
けれど、比較が増えるほど迷う理由
ある段階を超えると、比較は急に重たくなります。
それは、「どれが良いか」を比べているつもりで、いつの間にか「どれが失敗しないか」を探し始めるからです。
この瞬間から、比較は情報整理ではなく、不安の点検作業に変わっていきます。

比べているのは、場所ではなく不安
比較表を眺めているとき、実は見ているのは場所そのものではないことがあります。
ここを選んで後悔しないか、見落としている欠点はないか、もっと良い選択肢があるのではないか
こうした問いが、条件の差として表に現れているだけ、ということも少なくありません。
比較が教えてくれる、もう一つのこと
比較をして疲れてきたときは、「情報が足りない」のではなく、「自分の重たいポイント」がはっきりしてきた合図でもあります。
費用が気になるのか、子どもの環境が気になるのか、それとも生活の変化そのものなのか。
比べ続けているうちに、何を一番気にしているかが少しずつ浮かび上がってきます。
今日は、比べるのを休んでみる
もし今、比較すればするほど決めにくくなっているなら、今日は一度、表を見るのをやめてみても構いません。
情報を増やさなくても、考えが進む日もあります。
比べない時間があることで、頭の中の優先順位が静かに並び替わることもあるからです。

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