こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
フィリピンでの生活が始まって数週間。多くの親子留学ファミリーから「やっぱり日本の食材が恋しい!」という声が届きます。私自身もそうでした。最初はフィリピンの食材だけで頑張ってみるものの、子どもが
「お味噌汁飲みたい」
「カレー食べたい」と言い出すと、日本の味のありがたさを痛感します。
海外で長期生活をする上で、日本食材の確保はとても大切です。
ここでは、ドゥマゲッティで日本食材を確保する方法?を、私の経験とサポートしてきたご家庭の事例から詳しくお話しします。
● スーパーで買える日本食材。
まず最も手軽なのは、大型スーパーでの調達です。
ドゥマゲッティには Robinsons Supermarket、Lee Plaza などの店舗があり、ここでは意外と簡単な日本食材を見つけることができます。
醤油(キッコーマンが比較的手に入りやすい)
味噌(種類は少ないが輸入品コーナーに置かれることがある)
のり(韓国のりも含め、海苔製品はよく見かける)
カレーのルー(バーモントカレーなど、輸入品棚に並ぶことも)
値段は日本の2〜3倍することもありますが、日常に少し日本の味を加えるだけで、子どもたちの食欲や安心感は大きく変わります。私の家庭では「醤油とカレー粉だけは絶対に切らさない」と決めています。
● 輸入食材店を利用する。
次に頼りになるのが、ドゥマゲッティ市内に点在する小規模な輸入食材店です。韓国人や中国人が経営していることが多く、日本の調味料やインスタント食品を扱っている場合があります。
特に韓国系ショップは狙い目です。韓国の調味料や食材と一緒に、日本の醤油やラーメン、調理器具などが置かれていることがよくあります。実際、私がよく利用していたお店では「サッポロ一番みそラーメン」が売られており、子どもたちが喜んで食べていました。
● オンライン注文という選択肢。
最近はオンライン注文もかなり便利になってきました。Shopee や Lazada といったフィリピンの大手通販サイトを利用すれば、日本から輸入された食品を取り寄せることができます。
例えば: カレールー ふりかけ インスタント味噌汁 お菓子(ポッキー、キットカット抹茶味など)
注文から到着まで数日〜1週間ほどかかりますが、わざわざマニラやセブに行かなくても手に入るのは本当にありがたいです。
● 日本食レストランからの調達。
ドゥマゲッティには小規模ながら日本食レストランもあります。ここで使われている食材や調味料を分けてもらえる場合があるのです。店主と仲良くなると「味噌や醤油、少し分けてあげるよ」と言ってもらえることもあります。
● コスト感覚を持つことが大切。
日本食材はどうしても高くつきます。たとえば、醤油1本が250ペソ(約600円)、カレールー1箱が400ペソ(約1,000円)ということもあります。日常的に大量に使うのは現実的ではありません。
そこでおすすめなのは「日本の味を日常のベースにせず、時々の安心材料として取り入れる」というスタイルです。普段はフィリピンの新鮮な食材を使いつつ、子どもがホームシック気味のときや特別な日には日本食を取り入れる。これでコストを抑えながら心の満足感も得られます。
● 公的機関の補足。
フィリピン農業省(Department of Agriculture)は輸入食材について、次のように述べています:Imported food products must comply with safety and labeling regulations before being sold in local markets. (輸入食品は、現地市場で販売される前に、安全性と表示規則に準拠しなければならない。) 出典:Department of Agriculture, Philippines
つまり、スーパーや正規の輸入店で販売されている日本食材は、基本的に安全性が確認されていると考えて大丈夫です。
● 増田からのアドバイス。
「日本食材をどれだけ揃えるか」は各家庭のスタイルによります。ただし共通して言えるのは、「必要なものだけをピンポイントで確保する」のがベストだということです。
基本は現地の食材で栄養を確保。
醤油や味噌など、どうしても欠かせないものだけはストック。
オンライン通販やレストランをうまく利用。
コストと健康のバランスを意識する。
ドゥマゲッティに来る前の私は「きっと日本食材なんてほとんどない」と不安でしたが、実際には「工夫次第で十分やっていける」と感じています。特に子どもたちは順応性が高く、フィリピン料理も意外と楽しんで食べてくれます。そこに時々、日本食材で作った料理を添えてあげるだけで、ぐっと安心感が増しますよ。

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