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日本の学校との違い③宿題の量が少ない!?

  • 2025.08.20

こんにちは。南国フィリピン、ドゥマゲッティ英語留学&移住センターの増田です。

「宿題の量が少ない!?」

日本の学校(あるいは地元の公立校)と比べて、インター校では「宿題の量」がグッと少ないことが多いです。
例えば週に1~2本程度のレポート型課題や、体験レポートなど、考えることに重きを置いた内容が中心です。
「量」よりも「内容」に注目した教育スタイルで、お子さんにとっても、親御さんにとっても負担が少なく、でも学びの質はしっかりキープできます。

どうやって「少ない宿題でしっかり学んでいるの?」と思う方もいるかもしれませんが、たとえば「地元の市場に行って好きなフルーツを探し、英語で紹介する」という宿題があったとします。これは単なる「文字を書く作業」ではなく、実際の体験+言語化、つまり「実践力」と「表現力」を同時に伸ばせる宿題です。
現地のチューター(家庭教師)なども、こういったアクティビティー講師が増えてきていて注目されてきています。
テーブルを囲んだ従来型の会話、筆記学習から、生活を基盤に社会の中に出て背景から空気を学ぶ生活英会話というものが、
新しく注目を集めています。
当センターにも紹介できる家庭教師がいますので詳細はお問い合わせください。

こういった課題は、量にすると少しであっても、子どもにとっては頭も体も使える濃密な時間になります。
親御さんは一緒に市場に行ってもいいですし、家で「どんなフルーツだった?」と質問するだけで、「英語で何て言うかな?」と考えるきっかけになります。
親子の会話が自然に英語交じりになったり、「こんな風に伝えてみようかな?」と子どもが工夫する姿に触れることもできます。
生活も遊びもそうですが、(何かを伝えたい、意味を理解したい)という気持ちが、最大のモチベーションとなって、自然に学びに直結していきます。
(やりたい!知りたい!)とお子さんが思ってくれる環境を提供することが最高のサポートだと強く感じます。

また、宿題の量が少ない=「親のサポート負担も少ない」ので、特に共働き家庭や手のかかる小さいお子さんを持つお母さんにも嬉しいポイントです。
「宿題に追われる日々」ではなく、「週末に子どもの話を聞きながら少し英語に触れる」というスタイルで、無理なく学びの習慣がつきます。
この無理なくが大切です。
日本では社会全体に無理がかかり、本気で自然なモチベーションがかかりにくくなっています。
云われたからやる。やらないと叱られるからやる。
同じ学びでも、本質的なスタートが変わってしまいます。

もちろん、「宿題が少ないから学力が心配…」という思いもあるかもしれません。しかしインター校では、授業中に十分な理解を深める仕組みがあります。たとえば、少人数制だからこそ、その場での質問や復習をしっかり時間を取ってくれる、フィードバックが丁寧など。授業での理解を家庭に持ち帰るというスタイルが定着しているのです。

確かに帰国後の学歴低下評価が気になるというお母さんもいらっしゃいます。
日本の同学年期の補習ペーパーなどを準備して、定期的に宿題としてこなすルールをお子さんと話し合うのもよいでしょうし、
補修のオンラインサービスやAIによる学習ドリルなども簡単に入手できる時代です。
気になる方は、お子さんとルールを決めておく必要がありますね。

このように、「宿題の量が少ない!?」という特徴は、一見心配になるかもしれませんが、実態は、「質を重視し、自主性・探究を促す教育」であり、家庭サポートのしやすさにもつながるスタイルです。
日本とは全く違った個性重視の学校システムの体験は、お子さんの将来に大きく影響するものになるはずです。