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授業についていけないときの補習や家庭教師活用法

  • 2025.12.24

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

今回は「授業についていけないときの補習や家庭教師活用法」というテーマで、「授業で遅れを感じたときに親子で取るべきステップ・補習・家庭教師の使い方」をわかりやすく解説します。

 

1.まず理解しておきたいこと:なぜ“ついていけなくなる”か

授業で遅れを感じるのは、子ども自身の問題だけではなく、環境・制度・指導法とのミスマッチが原因になることが多いです。以下のような要因が関係します。

 

●アカデミック英語(専門語彙・教科語彙) の理解力が追いつかない

日常英語はある程度できても、理科・社会・数学などで使われる専門用語・概念理解がネックになることが多い。EAL 支援でも scaffolding(足場をかける支援)・語彙予習が有効という研究・実践があります。

 

●指導速度・発話量のスピード に慣れていない

教師の説明が速く、質問時間が少ない場合、聞き逃し・理解不足になりやすい。

 

●授業形式・説明形式の多様性不足

視覚補助・図・動画・グラフィックオーガナイザーなどを使って説明する学校は、EAL 学習者を支援する実践として推奨されます。

 

 

●支援制度や補講の不備

補習・個別指導制度が十分整っていない学校だと、遅れが加速度をつけて大きくなってしまう。

 

これらを理解したうえで、「補習・家庭教師活用」は非常に有効な手段になります。ただし、正しく使わなければ時間や労力だけがかかってしまうことも。

 

 

 

2.補習制度・学校内支援の活用法:まずは校内制度をチェック

授業についていけないと感じたら、まずは通っている学校・インター校の補習制度や支援体制を確認・活用することが基本の第一歩です。

 

学校支援(補習・EAL クラスなど)の使い方

●学校の EAL/補習制度を把握する

多くのインター校には「EAL クラス」「学習支援クラス」「放課後補習」など、英語初心者や学びに遅れを感じる生徒向けの補助制度があります。

たとえば、国際校では言語支援を「学校全体で取り組む」方式を推奨する動きもあります。

 

 

●定期的なアセスメントを受ける

学校が定期的に EAL アセスメントを行い、生徒の弱点領域(語彙・文法・読解・表現)を把握してくれる制度を持つ学校を選ぶと安心。

*学校ごとで要確認。

 

●補習時間を優先させてもらう

授業後や昼休み、放課後補習時間などを確保してもらい、理解が浅い部分を先生に再説明してもらう。

 

●少人数支援クラス / グループ補習

生徒のレベル別に同じような壁を持つ子ども同士を少人数で補習する方式は理解度を高めやすい。言語支援と教科支援を統合する学校もあるようです。

 

●教科教師とのコミュニケーション

教科の先生と子どもの苦手部分・理解できない表現を共有し、授業内で配慮・フォローを入れてもらうようお願いする。

*こちらから要望していく必要があります。

 

●教材・語彙予習の配布依頼

次回授業の語彙リスト・要点を事前に配布してもらい、家庭で予習できるようにしてもらう。

 

これらをうまく使える学校だと、授業に追いつくための補助力が高くなります。

 

 

 

 

3.家庭教師・家庭補習を効果的に使うための戦略

学校の補習だけではカバーできない場合、家庭教師や家庭補習を活用することで学びを補強できます。ただし、ただ「授業を繰り返す」だけでは効果が薄いので、以下のような工夫を取り入れましょう。

 

家庭教師/個別塾を使う際のポイント

 

〇弱点分析から始める

補習開始前に、どの科目・どの分野でつまづいているかを洗い出す(教科語彙・文法・読解・表現)

 

〇目標を明確にする     「

教科書問題を理解したい」「授業で発言できるようになりたい」など、具体的な目標を設定する

 

〇時間を短く集中型にする

長時間だらだらやるより、週に短時間・頻度を高めてサポートを入れる方が効果的

 

〇フォローと定着を重視する

家庭教師の授業そのものだけでなく、復習・宿題・振り返り時間を設けて定着させる

 

〇授業形式をバラエティ化する

解説だけでなく、問題を一緒に解く、説明を子どもにも言い直させる(ティーチバック法)、図解・マインドマップを使う

 

〇英語で教える・英語で考えさせる

可能なら家庭教師も英語主体で教えてもらい、英語思考を促す訓練を兼ねる

 

〇保護者との連携

家庭教師と親が情報共有し、家庭でのサポート方法・進捗確認を行う

 

 

タイミングと頻度の目安

 

週 2 ~ 3 回 × 30〜60 分程度を目安。

授業で出た課題・宿題を家庭で補強する日を設ける。

期末試験前には集中補習を数回入れる。

長期的なプランを立て、補習から徐々に自主学習に移行できるよう設計する。

 

 

 

4.DEECでの実例:補習・家庭教師活用による追い込み成功例

DEEC がサポートしてきた親子留学生の中で、「授業から遅れそう・ついていけない」状況を、補習・家庭教師で挽回した成功例をいくつか紹介します。

 

A(教科語彙・読解で苦戦)

理科・社会の英文説明を読むのが苦手で授業理解に追いつけなかった

家庭教師で教科語彙を先に予習 → 授業後につまずいた部分をすぐフォロー → 図解やフラッシュカードを併用

半年で教科書の英文読解スピードが上がり、授業で質問できる頻度が増えた

 

B(発言・表現が苦手)

答えを英語で述べることが怖く、発表で手を挙げられなかった

少人数の補習グループで発話練習 → 家庭教師で短いスピーチ練習 → フレーズ・スクリプト暗記+表現練習

3か月後にはクラス発表に挑戦、手を挙げて答え始めた

 

C(定期試験で得点が伸びない)  テスト形式・問題文理解でミスが多かった

試験過去問を家庭教師と分析 → スキミング/スキャニング訓練 → 文法・語彙補強を並行

翌回の試験で点数が伸び、クラス平均以上の成績を取れるようになった

 

 

 

5.注意点:補習・家庭教師を使うときに避けたい落とし穴

補習・家庭教師を活用する際には、以下のような注意点にも気をつけなければ、期待通りの効果が出ないことがあります。

 

〇補習が「授業の単なる追いかけ」になってしまう

→ 補習は授業内容の理解・定着と一歩先の予習を含むように設計する

 

〇過度な負荷をかけすぎて疲労・モチベーション低下を招く

→ 長時間補習・詰め込みは逆効果。適度な休息とバランスを取る

 

〇教える方法が子どもの学び方に合っていない

→ 一方的な説明より、対話・質問・思考を促す指導法にする

 

〇家庭教師/補習の質が低い・指導経験が浅い

→ 質の高い家庭教師・指導者を選ぶ。可能であれば英語指導経験や国際校経験者

 

〇親が情報・進捗を把握していない

→ 定期報告・目標チェック・親子で振り返る時間を設ける

 

 

 

6.まとめ:補習+家庭教師は“追いつく道” だが、戦略と見極めが大事

「授業についていけない」と感じる場面は、子どもにとって大きなストレスになりますが、適切な補習制度・家庭教師の活用によって、追いつくことは十分可能です。

ポイントは、「弱点を見極めること」「目標を明確にすること」「効率よくサポートを組むこと」「負荷を管理しながら進めること」です。

やはり、これらもゆっくりとお子さんのペースに合わせて進めたいです。