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小さな我が家族の挑戦

  • 2025.09.06

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

「飲食業から民泊管理、そして親子留学サポートへ。小さな家族の挑戦ストーリー」

今回は、私たち増田家がここドゥマゲッティにたどり着くまでの「仕事」と「家族の挑戦」のストーリーをお話しします。

2012年、私は単身でフィリピン・マニラに移住しました。40代半ばを過ぎての海外生活、当時は独身で(日本では離婚)、
心のどこかで「このまま年を重ねていいのか」と思っていた時期でした。

手元にあったのは、少しの貯金と、チャレンジ精神。とにかく何かを始めなければと、現地で小さな飲食業をスタートしました。
大都会マニラで小さな屋台のような形で、日本食や軽食を出しながら、現地の人たちと少しずつ信頼を築いていきました。


毎日が手探りで、英語もまだまだ通じず、苦労の連続。でも、お客様に「美味しかったよ!」と笑顔で言われると、
それだけでまた頑張れたんです。
そんな生活の中で出会ったのが、今の妻でした。現地出身で、しっかり者で、何よりとてもやさしい人。
彼女の支えがあったからこそ、私は次のステップに進むことができました。とにかくこんなにやさしい女性は母親以来初めて出会いました。
その後、家族が増えました。長女が生まれ、数年後には次女も。子どもができると、生活の視点がガラッと変わります。
「私たちだけならまだしも、この街で安心して子育てできるのか?」「将来、どんな教育を受けさせてあげられるのか?」
そんな思いが日に日に強くなり、マニラの喧騒や治安の不安定さが気になり始めました。
そこで次に選んだのが、セブです。観光地としても人気の高いセブは、日本人も多く、インフラも整っていました。
日本語対応の病院や学校もあり、一定の安心感はありました。
しかし、ここでも感じたのは「都市部ならではの疲れ」でした。人の多さ(とげとげしさ)、交通量、物価の高さ…。
特に子どもを育てるとなると、その影響は大きかったんです。

そんな中、知人から「ドゥマゲッティで民泊管理の仕事があるよ」と声をかけられました。
最初は「聞いたこともない街」というのが正直な感想でした。
でも、情報を集めるうちに「ここで家族ともう一度スタートを切ってみたい」と思うようになり、引っ越しを決意しました。
ドゥマゲッティでは、民泊施設の管理・運営を任されました。これは飲食業とはまったく異なる分野。
宿泊ゲストの対応、予約管理、設備トラブルの対処…慣れない業務に戸惑いながらも、ひとつひとつ丁寧に取り組みました。
何より、この仕事を通じて、日本から来る家族と出会う機会が増えていったんです。
「子どもに英語を学ばせたい」
「海外でのびのびと子育てしたい」
「でも、何をどう準備すればいいかわからない…」
そういった声を聞くたびに、
「自分たちの経験が、きっと役に立てるはずだ」と強く思うようになりました。
私たちもまた、子育て中の家族。現地での生活に慣れるまでの苦労や不安は、すべて経験済みです。

学校探し、病院、買い物、ビザ、家探し…。

そのすべてに“家族目線”で向き合える存在が必要だと思い、ついに「親子留学・移住サポート」という形で起業を決めました。こうしてスタートしたのが、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)です。


私(55歳)、妻(39歳)、長女(9歳)、次女(6歳)の4人家族。フィリピンという異国の地で、手を取り合いながら日々奮闘しています。大きな資本があるわけでも、派手な広告があるわけでもありません。でも、家族で苦労を乗り越えてきた経験が、
他の家族を支える力になっていると信じています。
「家族でできることを、家族のために」これが私たちDEECの原点です。
これから親子留学や移住を考えている方、「うちは特別じゃないから…」と思っている方にも、伝えたいんです。
特別じゃなくても、できることがある。一歩を踏み出せば、新しい世界が必ず広がる。
私たち増田家の挑戦はまだまだ続きます。これからも、あなたとそのご家族の“挑戦”を、私たちは全力で応援します。