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安全対策と治安の心構え③ 「節約術と家計管理」

  • 2025.09.26

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。 

 「節約術と家計管理」   

フィリピンのドゥマゲッティで暮らしていると、日本に比べて「物価が安い!」と感じることもあれば、「思ったより高いな…」と思うこともあります。親子留学や移住を成功させるためには、この物価感覚の違いを理解し、無理なく家計を管理することがとても大切です。

私自身、家族と一緒に生活しながら「ここは節約できる」「ここは投資すべき」と工夫を重ねてきました。今回は、実体験をもとにした節約術と家計管理の考え方をお伝えします。    

 

● まずは支出の「3本柱」を意識。     

ドゥマゲッティ生活における大きな出費は以下の3つです:   

①住居費(家賃や光熱費)      

②食費(スーパー・市場・外食)    

③教育費(学費、教材、習い事など)      

この3本柱を押さえるだけで、毎月の家計の見通しが立ちやすくなります。特に教育費は「親子留学」という特性上、最も優先度が高いため、住居や食費で工夫してバランスをとるのがコツです。

    

 

● 食費の節約術。   

ドゥマゲッティで生活する中で一番節約効果が大きいのが「食費」です。    

①市場を活用する:野菜や果物、魚介類は市場の方が圧倒的に安いです。     

②現地食材を取り入れる:パパイヤやバナナなど南国フルーツは豊富で安価。      

③まとめ買いを避ける:冷蔵保存が弱いので、こまめに買う方が結果的に無駄が少ないです。 

我が家でも、1週間の食費は市場とスーパーを組み合わせることで、日本にいた頃の3分の1ほどに抑えられています。    

 

● 外食とのバランス。    

フィリピンは外食文化が根付いており、ローカル食堂(カレンデリア)では1食50〜100ペソ程度で食べられます。日本円で150〜300円ほどなので、忙しい時や調理が難しい時には強い味方です。     

ただし、外食が増えすぎると栄養バランスが偏ることもあります。子どもがいる家庭では「外食は週に数回、普段は自炊」といったルールを決めると安心です。    

 

● 家賃と光熱費の考え方。   

住居費は場所や設備によって大きく変わります。

ドゥマゲッティ市内では:    

①ローカルアパート:月5,000〜8,000ペソ    

②コンドミニアム:月15,000〜25,000ペソ    

③家族向け一軒家(庭付き):月20,000ペソ以上     

熱費は電気代がやや高めで、冷房をよく使うと月10000ペソを超えることもあります。

節電意識を持つことでかなり抑えられます。    

 

● 家計管理のツール。     

支出管理にはアプリを活用するのがおすすめです。私の周りの留学生家庭でも、「Money Lover」や「EveryDollar」といった無料アプリを使っている人が多いです。    

また、フィリピン中央銀行(BSP)も家計管理について次のようにアドバイスしています:Families should track their daily expenses to distinguish between needs and wants, ensuring that income is spent on essentials first.(家計は、日々の支出を「必要なもの」と「欲しいもの」に分け、まずは必需品に収入を使うように管理すべきである。)出典:Bangko Sentral ng Pilipinas   

これはシンプルですがとても実用的な考え方です。    

 

● 増田からのアドバイス。    

私自身の経験から言えるのは、「節約は我慢ではなく工夫」ということです。現地の文化を楽しみながら支出をコントロールすると、生活は豊かになります。   

例えば:  

①日本から持参できる食品や日用品は計画的に持ってくる     

②市場を日常的に活用し、スーパーや輸入品はポイント買い    

③外食を「ご褒美」に変えて楽しむ    

④子どもの教育に関する出費は惜しまない     

こうした意識で家計を回していくと、精神的な負担も減り、「節約=ポジティブな工夫」と感じられるようになります。     

親子留学は「お金がかかる」と思われがちですが、実はフィリピンの物価を味方につければ、日本よりも余裕を持った暮らしができることも多いです。

安心・安全を確保しながら、賢く節約して、家族で笑顔の留学生活を送ってほしいと願っています