こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
「スーパーと市場の違い」
親子留学や移住を考えるご家庭にとって、日常の「買い物」は大きな関心事だと思います。私自身もドゥマゲッティに来た当初、どこで何を買えば良いのか、物価はどのくらいなのか、マニラやセブとの違いは?分からないことだらけでした。
実際に住んでみてわかったのは、「スーパー」と「市場(マーケット)」をどう使い分けるかで生活の快適さや家計のバランスが変わる ということです。
今回はその違いと活用法を、私の経験を交えて詳しくご紹介します。
● スーパー(グロッサリー)の特徴。
ドゥマゲッティ市内には、Robinsons、Lee Plaza、CityMallなど大手のスーパーがいくつかあります。これらのスーパーは日本のイオンやイトーヨーカドーに近い存在で、清潔で商品も整理されているため、初めての方でも安心して買い物できます。
①スーパーで手に入るもの:
米、パン、肉、魚、野菜、果物。
輸入品(調味料、お菓子、日本食材も一部あり)。
日用品(洗剤、シャンプー、紙製品など)。
冷凍食品やお惣菜値段は市場よりもやや高めですが、商品の品質や保存状態が安定しているため、子どもが口にするものを安心して選びたいご家庭には向いています。
私の家庭でも、牛乳やヨーグルトなどの乳製品は必ずスーパーで購入しています。
● 市場(マーケット)の特徴。
一方、市場はローカルの人たちの生活を支える場所です。ドゥマゲッティの「パブリックマーケット」には、早朝から野菜、果物、魚、肉が並びます。値段はスーパーの半額程度になることも多く、節約を意識するなら外せません。
市場で魅力的なのは:
新鮮な野菜や果物(特に南国フルーツ)。
魚介類(その日の朝に水揚げされたもの)。
鶏肉や豚肉(部位ごとに注文できる)。
ただし、保存状態や衛生面はスーパーほど整っていないため、購入後はすぐに調理することをおすすめします。
私の家庭では「肉、魚、葉物野菜やフルーツは市場」「菓子や乳製品や冷凍ものはスーパー」と分けて利用しています。

● 価格の違い。
たとえば、2025年現在の目安として:
トマト1kg:市場 40ペソ、スーパー 70ペソ
バナナ1kg:市場 50ペソ、スーパー 90ペソ
鶏胸肉1kg:市場 150ペソ、スーパー 200ペソ
牛乳1リットル(輸入品):スーパーのみで 120ペソ前後
こうして見ると、市場をうまく利用することで生活コストを大幅に抑えられることがわかります。
● 公的機関の情報。
フィリピン農業省(DA)は食品価格について次のように述べています:Prices in public markets are generally lower because products come directly from farmers and fishermen, with minimal distribution costs.(公共市場の価格が安いのは、生産者から直接消費者に届くため流通コストが最小限だからである。)出典:Department of Agriculture Philippines
つまり、市場を活用することは「節約」だけでなく「地元の農家や漁師を応援する」ことにもつながります。
● 増田からのアドバイス。
スーパーと市場、それぞれにメリットがあります。
私が実践している使い分けは:
安心・保存が必要なもの → スーパーで購入
新鮮・すぐ食べるもの → 市場で購入
嗜好品や日本食材 → スーパーや輸入ショップ
親子留学で大事なのは「食の安全とコストのバランス」です。最初は不安でも、何度か市場に通えばお気に入りの店や信頼できる売り手が見つかり、買い物が楽しくなってきます。子どもと一緒に市場を歩くと、英語でのやりとりや異文化体験にもなり、一石二鳥です。
ドゥマゲッティの生活は「工夫次第で豊かになる」と私は実感しています。買い物一つとっても、スーパーと市場を上手に使い分けることで、安心と節約を両立させることができますよ。

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