こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
今回は「子供が英語を話せないまま通学開始…本当に大丈夫?」というタイトルで、「英語がほとんど話せない子供がインター校通学を始めるときに直面する不安」と、その対策・親として確認すべきポイントを、お話しします。
1.まず結論から:話せなくても「大丈夫」なことは多いが、準備とサポートが鍵
「英語で話せないままインター校を始める」というのは、不安を伴うスタートですが、決して不可能ではありません。多くのインター校では、入学時点で英語力が十分でない生徒を前提に、補助制度・EAL (English as an Additional Language) プログラム・バディ制度などの支援体制が整っていることが一般的です。
*学校によっては要確認。
ただし、何も準備せずに飛び込むと最初の数か月で「置いて行かれる感」「授業についていけない焦り」などを感じやすくなります。だからこそ、入学前後に親子でできる準備と、学校選びで見るべきポイントがとても重要になります。
以下、どんな不安があるか、それをどう乗り越えるかを具体的に見ていきましょう。
2.英語ゼロスタートで起こりやすい不安・壁とそれを軽減する視点
英語が話せないまま始めたとき、子ども・親が経験しやすい不安や壁を以下に整理し、それぞれに対する視点・注意点を添えます。
●授業の指示が理解できない
教師の口頭の指示が速すぎて追いつけない、ノートや黒板の説明でついていけない
見学時や質問時に「授業中のペース・指示の仕方」をチェック。
補助教材(図・絵・キーワード予習など)を使ってくれる学校を選ぶ。
●発言・発表に恐怖感が出る
間違えることを恐れて手を挙げない、発言できない
少人数グループ発表やペアワークを行う学校を選ぶ。
入学後はバディ制度やマンツーマン支援を活用し、段階的に発話量を増やすようにする。
●読み書きや教科内容が難しい
英語での教科教材を読むのが大変、宿題や読解で苦労する
読解支援・語彙予習制度・補習クラスを提供してくれる学校を選ぶ。
家庭でも英語教材を少しずつ導入して慣らしておく(ユーチューブ動画などで馴染ませる)。
●孤立感・疎外感
友だちとの会話についていけない、休み時間や交流場面で居場所を感じにくい
バディ制度・クラブ活動・共同アクティビティが活発な学校を選ぶ。
親も初期段階で友だちづくりを支援するようにする。
●モチベーション低下・挫折感
成果が目に見えず「なぜ苦労しているのか」と感じることがある
小さな目標・進歩を定期的に振り返る仕組みを持つ。
先生・親とのコミュニケーションで励ます機会を作る。
4.DEEC の経験:英語ゼロスタートで通学を始めた子の道のりと変化
DEEC でサポートしてきた中で、英語がほぼ話せない状態からインター校通学をスタートした子どもたちが、どのように成長していったか、いくつか典型的なパターンを紹介します。
ケース A(低学年) 「Hello/Thank you」くらい
外国語慣れ・基本表現の予習、先生によるゆっくり指示・図・絵で補助
授業の簡単な指示を理解できるようになる。発言機会が少しずつ増え、休み時間に簡単な英語で話しかけてくる友だちができた。
ケース B(中学年) 日常のあいさつ程度は理解可能
EAL 補習・語彙事前練習・ペアワーク導入
読み書き・宿題の英語理解力が伸び、教科授業(算数・理科)の英語指示も少しずつ追えるようになった。発言量が徐々に増加。
ケース C(英語初心者だが意欲あり)
英語理解がまだ十分ではない状態
家庭学習(英語動画・絵本)+学校補習サポート体制活用
英語で質問できるようになる。「I don’t understand」など基本表現を使って先生に聞ける。授業参加度が向上し、自信を持って手を挙げるようになる。
これらの例からわかるのは、最初からすべてを理解し話せるようになるわけではないが、「理解できない・話せない時期は一時的な通過点」であり、「理解できる機会・発話機会を増やすことで徐々に力を伸ばしていける」ことです。
急がば回れ、教訓ですね。

5.親として準備できること・チェックリスト
英語を話せないまま通学開始するにあたって、親があらかじめ準備・確認しておくと安心度が上がる項目を挙げます。
●見学時・説明会で「支援制度」を確認
EAL 補習・学習支援・バディ制度・補講時間・分かるまで質問できる仕組みなど
●入学前英語慣れの準備
英語絵本・子ども向け英語動画・英語歌・英語カードなどを家庭で取り入れておく
●基本表現・教室表現を学ぶ
“Please repeat”, “I don’t understand”, “Can you help me?”など、授業中使いやすい表現を事前に教える
●友だち作りの機会を促す
クラブ活動・学校行事・休み時間交流など、友だちと話す機会を増やす環境を探す校かどうか確認
●モチベーション維持策
小さな目標を立て、進歩を認めて褒める。日記や振り返りをする習慣をつける
●学校との連携
初期に子どもの状況・悩みを先生に伝え、サポートをお願いしておく
●帰国後フォロー体制
帰国後や休暇中に英語を忘れないようにする教材や環境を用意しておく
6.まとめ:話せないまま始めても「成長の道」は開けている
子どもが英語を話せない状態でインター校通学を始めるのは、不安も大きいですが、多くの学校にはそのような生徒を支える仕組みがあります。
そして、親が適切な準備をし、学校選びで補助体制を重視すれば、子どもは確実に成長できます。

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