こんにちは、ドゥマゲッティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
大学の街としてのドゥマゲッティ、その背景とは。
フィリピンの多くの都市には特徴があります。
セブは観光と経済の中心、マニラは政治とビジネスの中心。
そしてドゥマゲッティは「大学の街(University Town)」として知られています。
では、なぜこの小さな地方都市が教育の拠点として発展してきたのでしょうか?
今回は、歴史的背景や現在の教育環境を踏まえて、その理由を整理していきます。
● ドゥマゲッティ=大学の街と言われる理由
フィリピン教育省(DepEd)や現地自治体の統計によると、ドゥマゲッティには 4つの大学 と 10以上のカレッジ(短大・専門学校) が集中しています。
シリマン大学(Silliman University)
ネグロス・オリエンタル州立大学(Negros Oriental State University, NORSU)
フィリピン女子大学ドゥマゲッティ校(St. Paul University Dumaguete)
ファウンデーション大学(Foundation University)
このほか、看護・教育・ITに特化した学校も多く、街の人口に対して学生の割合が非常に高いのが特徴です。
実際に、市の人口約18万人のうち、大学生だけで3〜4万人近くを占めるといわれています【参照:Philippine Commission on Higher Education】。
●歴史的背景:シリマン大学の存在
ドゥマゲッティが教育都市として発展した大きな要因は、1901年に設立された シリマン大学 にあります。
米国人宣教師によって創立されたフィリピン初のプロテスタント系大学
初等教育から大学院までを備え、国際的な評価も高い
アジア全体でも最古級のアメリカンスタイルの大学
シリマン大学があることで、国内外から優秀な学生や研究者が集まり、教育水準の高さが街全体に広がっていきました。

●大学が街にもたらした影響
大学の存在は、単に教育機関としてだけでなく、街の文化や雰囲気に大きな影響を与えています。
〇多文化交流の場となった
外国人留学生(韓国、中国、日本、欧米)も多く在籍し、街には国際色豊かなカフェや寮が点在。親子留学で訪れる方も自然に「多文化環境」に触れられます。
〇教育レベルが生活に根付いた
本屋、語学学校、学習塾などが多く、教育に力を入れる家庭が多い。子どもにとって「勉強するのが当たり前」の空気があります。
〇安全性や治安の維持
学生が多いことから、行政や警察も治安維持に注力。
フィリピンの中でも、とびぬけて安心して暮らせる都市といわれる理由のひとつです。
● 親子留学にとってのメリット
大学の街であることは、親子留学にもプラスの効果があります。
〇子どもにロールモデルがある
街に若い学生が多いことで、「勉強しているお兄さん・お姉さん」を身近に感じ、自然と学習意欲が刺激されます。
〇教育資源が豊富
語学学校や家庭教師の先生の多くが大学生または大学卒。子どもに質の高い指導が期待できます。
〇図書館や学習スペースが利用できる
シリマン大学やNORSUのキャンパスは広大で、オープンエリアは市民にも親しまれています。親子で訪れると「大学の空気」を感じながら過ごせます。
●注意点もチェック
もちろん、大学の街ならではの課題もあります。
学期開始や卒業シーズンは、宿泊施設や下宿が混み合う
学生街では夜遅くまでにぎやかな場所もあり、小さな子ども連れはエリア選びが重要
留学生の増加により、カフェやレストランの物価がやや上昇傾向
こうした点を踏まえ、住む場所を選ぶ際は「静かな住宅エリア」か「便利な学生街」かを事前に検討すると安心です。
公的データ・参考情報
Commission on Higher Education (CHED) – 大学統計
Silliman University Official Website(https://su.edu.ph)
Negros Oriental State University Official Website(https://norsu.edu.ph)
これらは、ドゥマゲッティが「教育都市」として位置づけられていることを裏付ける信頼できる情報です。
● まとめ
ドゥマゲッティには4大学と10以上のカレッジが集中し、学生の割合が非常に高い
1901年創立のシリマン大学が教育都市としての基盤を築いた
大学が街に国際性・学習意識・治安の安定をもたらしている
親子留学にとっては教育資源の豊かさが大きな魅力
一方で学生街特有のにぎわいや物価上昇には注意が必要
ドゥマゲッティの街全体に漂う「学びの空気感」は、親子留学において子どもにプラスの刺激を与えてくれる環境です。教育都市ならではの安心感を、ぜひ現地で体感していただきたいと思います。

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