こんにちは、
ドゥマゲッティ移住留学サポート(DEEC)の増田です。
今日は少し、私が感じたことを書きます。
夜になると不安が強くなる理由を、日本を離れたあとで考える
昼間は、なんとかやれています。
仕事も、家のことも、子どものことも。
「今日も一日、回したな」と思えるくらいには。
やるべきことは終わっている。
誰かに叱られたわけでもない。
大きな問題が起きたわけでもない。
それなのに、夜になると、
理由のはっきりしない不安が、静かに広がってくる。
この感覚は、日本にいた頃から知っていました。
ただ当時の私は、それを深く考えなかった。
「疲れているだけだろう」
「考えすぎだ」
そう言って、早く寝るようにしていました。
不安は「弱さ」だと思っていた頃
日本にいた頃の私は、
夜に不安を感じる自分を、どこかで否定していました。
ちゃんと働いている。
家族のことも考えている。
責任から逃げているわけではない。
それなのに、不安になる。
その事実が、どうにも納得できなかった。
だから私は、
「まだ足りないからだ」
「もっと頑張らないといけないからだ」
そうやって、不安を努力不足の問題に置き換えていました。
休もうとはしなかった。
立ち止まろうともしなかった。
夜に感じる違和感を、昼の努力で押し流そうとしていたのです。
日本を離れて、初めて静かになった夜
私は、日本にいるときから、移住を前向きに考えていたわけではありません。
仕事と人生を立て直すために、単身で日本を離れました。
先の見通しがあったわけでもありません。
ただ、「今の環境のままでは、同じことを繰り返す」そんな感覚だけは、はっきりしていました。
環境が変わり、夜が訪れたとき、不思議なことが起きました。
同じように夜なのに、あの重たい不安が、少しずつ弱くなっていったのです。
不安の正体は、未来ではなかった
時間が経つにつれて、一つのことが見えてきました。
夜に強くなる不安は、未来そのものへの恐れではなかった。
昼間、後回しにしてきた感情が、夜になって、まとめて顔を出していただけだった。
・本当は疲れている
・本当は迷っている
・本当は分からない
でも昼間は、
「今は考えている場合じゃない」
「親なんだから」
「大人なんだから」
そう言って、感じないようにしていた。
夜は、その抑えがほどける時間だったのです。

家族を持って、さらに確信したこと
その後、私は再婚し、家族を持ち、父親になりました。
二人の娘と暮らす中で、夜の不安は、特別なものではないと感じるようになりました。
一日を回し切ったあと、誰にも評価されない時間に、ふっと力が抜ける瞬間。
そのときに出てくる不安は、「失敗したくない」という恐れよりも、「ちゃんと大切にできているだろうか」という問いに近い。
これは、無責任な人には生まれません。
むしろ、本気で向き合っている人ほど、夜にこうした感情を抱えやすい。
不安を消そうとしなくていい
夜の不安を感じると、人はすぐに対処しようとします。
前向きになろうとする。
答えを探そうとする。
何かを決めようとする。
でも、外に出て、環境が変わり、家庭を持って思うようになりました。
不安は、消すべき敵ではなく、「ちゃんと聞いてほしい感情」なのだと。
すぐに答えを出さなくてもいい。
何かを決断しなくてもいい。
「今、疲れている」
「今、分からない」
それを認めるだけで、夜は少し静かになります。
夜は、評価をやめていい時間
夜になると不安が強くなる人は、昼間を真剣に生きています。
周りに合わせようと自分を縛って。
社会人としての顔をしっかり作って。
だからこそ、夜くらいは、自分を評価しなくていい。
何も解決しなくていい。
何も整えなくていい。
不安を抱えたままで、眠ってしまっていい。
そう思うのです。

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