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公共サービスは期待しすぎないがコツ?水・電気・病院のリアル対応術

  • 2025.09.16


南国フィリピンのドゥマゲッティへの親子英語留学、移住サポートをしています、DEECの増田です。

「公共サービスは“期待しすぎない”がコツ?水・電気・病院のリアル対応術」

今回は、「現地生活って実際どうなの?」「不便って聞くけど、どの程度?」と気になる方に向けて、
水道・電気・医療など、フィリピン・ドゥマゲッティの公共サービスのリアルと、その中で私たち増田家がどう暮らしてきたかを包み隠さずお話しします。

■ 初めての停電は突然に…!?
移住して間もない頃、セブからドゥマゲッティに引っ越してきたある日。
家族で朝食の準備中、突然バツン!と電気が落ちました。

エアコンも、照明も、冷蔵庫も全部オフ。
「あれ?ブレーカー落ちたかな?」と思い、確認しても異常なし。

ご近所さんに聞いたら、「あー、今日は電気会社のメンテだよ。たぶん夜まで戻らないよ〜」と笑顔で返されました(笑)

そう、ドゥマゲッティでは計画停電も、突発的な停電も、日常の一部なんです。

■ 停電・断水はあるものとして暮らす
日本では、停電や断水は“非常事態”として扱われますが、
ここでは「今日はそういう日か〜」という感覚。

特にドゥマゲッティのような地方都市では、強風やスコールがあればすぐ停電。

水道管の不調で急な断水、電力会社が半日メンテで一帯オフライン。

といったことが珍しくありません。

でも、不思議なことに、生活はちゃんと回るんです。

私たち増田家でも、こうした事態を前提にした暮らし方に、だんだん慣れてきました。

■ 増田家の停電&断水サバイバル術
10年の経験から、我が家ではこんな工夫をしています

✅ ポータブルLEDライトと懐中電灯は各部屋に常備(最近はソーラー充電タイプが◎)
→ 夜の停電でも、子どもが怖がらず過ごせるように。

*計画停電はほとんどが日中です

✅ 5ガロンの飲料水ボトルを常時2本ストック
→ 水道が止まっても、飲み水・手洗い用に使える(シャワーもOK)。

✅ スマホ・Wi-Fiルーターは日中こまめに充電
→ 停電中もネットと連絡手段が保てるように。

✅ ごはんはガスで炊き置き、バナナやパンは常備食に
→ 料理中に停電しても、食事が止まらないように。

初めは戸惑いましたが、「想定外」を「想定内」にする準備で、
家族の安心感は格段に上がります。

■ 病院はどうなの?医療体制の現実
次に多くの方が気にされるのが医療の質とアクセス。これは都市部と地方でかなり差があります。

ドゥマゲッティにも公立病院・私立病院の両方があり、増田家では主に私立の「ドゥマゲッティ エース」を利用しています。

ここでは基本的な検査・診察・入院までは可能ですが、重篤な症状や専門的な手術はセブやマニラへの転送になるケースも。
また、医療費は原則全額自己負担です。(現地保険に加入していなければ)

■ 公共=完璧ではない。でも人の力が補ってくれる
ドゥマゲッティでは、インフラや公的サービスに「日本と同じ精度」を求めると、正直ストレスになります。
でも、いざ困ったときに助けてくれるのは、その制度より人です。

停電したら、隣の家がろうそくを貸してくれたり、
病院で列が混んでいたら、後ろの人が「先に行って」と声をかけてくれたり。

妻や子どもたちが言葉や文化で橋渡ししてくれるから、
私は「外国人」でもこの町で不安なく暮らせています。

■ 留学や移住前に知っておいてほしいこと
もしあなたが今、フィリピン移住や親子留学を検討していて、
「公共サービスが心配」と思っているなら——

それは決して間違った不安ではありません。

でも、それ以上に人とのつながり、生活の工夫、そして慣れの力があることも伝えたいです。

不便さは、工夫とユーモアで乗り越えられます。
そしてその体験は、きっとお子さんにとっても「生きる力」の土台になります。

■ まとめ:期待しすぎず、楽しむ力を育てよう。


フィリピンでの生活に、日本と同じ便利さを求めすぎないこと。
それがストレスを減らし、楽しみを増やすコツです。
そして、不完全な仕組みの中にこそ、人の温かさや家族の絆が生まれるんだと、私は信じています。

この街で、あなたとご家族が「ちょっと不便だけど、幸せな毎日」を見つけられるように——
私たち増田家(DEEC)が、サポートします😊