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住む場所の確保② 「コンドミニアム(アパート、マンション) vs 一軒家:どっちが快適?」

  • 2025.09.22

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

ドゥマゲッティで親子留学をスタートするとき、誰もが必ず直面するのが「どんな住まいを選ぶか」という問題です。

学校や生活の便利さと同じくらい、住む家の環境は親子の安心に直結します。特に「コンドミニアム(マンションやアパート)」と「一軒家」はそれぞれに魅力があり、どちらを選んだかによって留学生活の満足度は大きく変わります。  

● コンドミニアムの魅力と現実。

ドゥマゲッティ中心部や主要道路沿いには、近年コンドミニアムが次々と建設されています。プール、ジム、ラウンジなどがついているところも多く、「ホテル暮らしのように快適」という声もよく聞きます。

【メリット】  

・セキュリティ:24時間常駐のガードマンが出入りをチェックしてくれる  

・設備:プールやジムが使えるため、子どもの遊び場や親の運動にも便利  

・即入居可:家具や家電が揃っているので、着いたその日から生活できる   

実際、私がサポートしたご家庭では「到着翌日に子どもがプールで遊べたので不安が吹き飛んだ」と喜ばれていました。特にママにとっては、安心できるセキュリティがあるだけで心の負担が大きく軽減されます。  

【デメリット】  

・家賃が高め:1ベッドルームで15,000〜30,000ペソ程度と、ローカル住宅より割高     

・収納不足:日本のアパートに比べても収納が少なく、荷物が多い家庭には不便  

・ペット不可物件が多い  

つまり「安全で便利だがコストは高い」というのがコンドミニアムの実像です。

  

● 一軒家の魅力と現実   

一方で、郊外や市内の住宅地には一軒家の物件が多く見られます。庭付きの家も珍しくなく、子どもが走り回ったり家庭菜園を楽しんだりできるのが魅力です。  

【メリット】  

・広い空間:リビングも庭も広々、子どもがのびのび過ごせる  

・家賃が安い:同じ広さならコンドより2〜3割安い  

・ペット可:犬や猫を飼える物件が多く、動物好きな家庭に嬉しい   

実際に一軒家を選んだご家庭からは

「日本では体験できない広さを味わえた」

「庭で子どもとバーベキューができた」という声も。  

【デメリット】  

・セキュリティ:フェンスや門はあるが、コンドほど厳重ではない  

・家具付きが少ない:テーブルや冷蔵庫を自分で揃える必要がある(家具付きもありますが、家賃に影響)  

・停電・断水に弱い:発電機やタンクを備えていないと不便  

あるご家庭では、台風の停電で2日間電気が戻らず、冷蔵庫の中身がダメになってしまったことがありました。インフラの弱さは日本と大きく違う部分なので、契約時に発電機や水タンクの有無を確認するのが必須です。  

● 家賃相場と生活費感覚。  

コンドミニアム:25,000〜35,000ペソ/月 

 一軒家:15,000〜ペソ/月  

生活費は食事や交通費を含めると月30,000ペソ前後が目安です。つまり、住居費の選び方次第で毎月の支出は大きく変わってきます。 

● 公共機関からの指針  

フィリピン観光省(Department of Tourism)は宿泊選びの注意点として、

Safety and accessibility are primary considerations when choosing accommodations in the Philippines(フィリピンで宿泊先を選ぶ際は、安全性とアクセスの良さを第一に考慮するべきである)と述べています。出典:Department of Tourism   

短期滞在者向けの言葉ですが、親子留学でも同じことが言えます。「安さよりも安全と通いやすさ」を優先することが成功のカギです。   

● 増田からのアドバイス  

私のおすすめは「最初はコンド(アパート)、慣れてきたら一軒家」方式です。初めての土地でいきなり一軒家に住むと、修理や生活用品の手配で疲れてしまうことがあります。まずはコンドで安全・快適に生活し、地域に慣れてから郊外の広い家に移れば、親子でストレスなく楽しめます。