こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
「観光スポットの選び方」
親子留学や移住生活では、平日は学校や仕事に追われる一方で、休日の過ごし方が生活の質を大きく左右します。せっかく南国フィリピンのドゥマゲッティに滞在しているのですから、観光も生活の一部として楽しみたいものです。
ただ、観光といっても
「どこに行けばいいか分からない」
「子ども連れでも安全に楽しめるのか心配」という声をよく聞きます。
そこで今回は、私の経験を踏まえながら「親子にとって最適な観光スポットの選び方」についてお話しします。
● ポイント①:移動距離と所要時間。
まず重要なのは「移動のしやすさ」です。子ども連れの旅行では、長時間の移動は大きな負担になります。特に暑いフィリピンでは、大人以上に子どもが疲れやすいため、片道1時間以内で行ける場所 を中心に計画すると安心です。
例えば、市内から近いシルマン大学博物館やベルタワー、リサール・ブールバード沿いの散策は移動が短く、気軽に楽しめます。小学生くらいならまだ体力がありますが、幼児連れの場合は「すぐに戻れる距離」が重要です。
● ポイント②:安全性と衛生環境。
親子留学では「安全第一」が基本です。観光スポットを選ぶ際には、以下をチェックしてみてください。
①トイレや休憩所が整っているか
②食事ができる清潔な場所が近くにあるか
③人の出入りが多く、治安が安定しているか
例えば、ダウンタウンの市場は活気がありますが、小さなお子さん連れには少し騒がしく不安に感じる方もいます。その場合は、市内のショッピングモール「ロビンソンズモール」などを選べば、冷房が効いていて清潔な環境で休憩もできます。
● ポイント③:子どもが学べる要素。
観光は「遊び」だけでなく「学び」の機会でもあります。例えば、アポ島のシュノーケリングでは自然保護の大切さを体感できますし、シルマン大学博物館ではフィリピンの歴史や文化を学べます。
親子で「今日は何を学んだ?」と振り返ると、ただの観光が教育体験に変わります。
● ポイント④:コストパフォーマンス
留学や移住では長期滞在になるため、毎回の観光に高額なお金をかけるのは現実的ではありません。入場料が安く、アクセスが良い場所を組み合わせるのがコツです。
市内観光(無料または数十ペソ)
バレンシアの温泉(100ペソ程度)
アポ島のツアー(1人1,500ペソ前後)*移動のボートを大人数で割り勘できるものを選ぶのがポイント
このようにバランスを取ると、家計にも無理なく続けられます。
● 観光局からの提言。
フィリピン観光省(DOT)は、観光客に対して次のように呼びかけています:Choose destinations that are safe, sustainable, and family-friendly to maximize your travel experience.(旅行体験を最大限にするために、安全で持続可能、そして家族に優しい観光地を選びましょう。)出典:Department of Tourism Philippines
これはまさに親子留学生活に直結する考え方です。
● 増田からのアドバイス。
観光地を選ぶときに意識すべきは「大人が行きたい場所」ではなく「家族全員が楽しめる場所」です。親だけが楽しむのではなく、子どもも一緒にワクワクできる場所を選ぶと、家族の思い出がぐっと濃くなります。
私のおすすめは:
幼児〜小学生:市内観光、公園、ビーチ。
小学生高学年〜中学生:アポ島、バレンシアの滝 。
親子全員で:シキホール島での1泊旅行。
このように子どもの年齢や体力に合わせて選べば、観光が「最高の学びとリフレッシュの時間」になりますよ。

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