こんにちは。ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
「マニラやセブで感じた“不安”が、ドゥマゲッティで“安心”に変わった」
今日は、私たち家族がフィリピン国内を転々とするなかで感じてきた「不安」と、最終的にたどり着いた“安心”についてお話しします。
私がフィリピンに移住したのは2012年。
当初はマニラ、次にセブ、そして今の拠点であるドゥマゲッティへと移ってきました。こう言うと、「なぜそんなに引っ越したんですか?」とよく聞かれます。
理由はシンプルです。「子どもたちが安心して育てられる環境を探し続けていたから」。
マニラでの生活は、まさに「大都市のスピード感と混沌」を感じさせるものでした。交通渋滞は日常茶飯事、外を歩くにも常に警戒が必要で、治安面のストレスが大きかったです。生活費も意外とかかります。日本食材や安全なエリアの家賃などを考えると、想像以上にコストがかかるのが現実でした。それからそこに住むローカルの人、常にとげとげしく怖かったのを覚えています。
それでも、最初は「海外生活ってこんなもんか」と思いながら頑張っていました。でも、結婚し、子どもが生まれてからは、話が変わってきます。「この環境で、安心して子どもを育てられるのか?」そう考えたとき、正直なところ、自信は持てませんでした。
そこでセブに引っ越しました。セブはマニラよりもリゾート感があり、医療や教育も比較的整っています。
観光地としても有名で、日本人も多く、日本語対応の施設も増えていました。
一見すると、子育てには良さそうな場所でしたが、実際に暮らしてみると、また違った「不安」が出てきました。
まず、人の多さ。観光地ゆえに外国人観光客が多く、それにスレたローカルに人たちがとても怖かった。人懐っこく近づいてきて最後はお金。子どもをのびのびと外で遊ばせるには、やはり気を遣います。そして、物価の高さ。日本より安いと思っていた生活費が、案外そうでもない。特に教育費や住居費は年々上昇していて、家族4人での生活はなかなか大変でした。
その頃、知人から「ドゥマゲッティという街があるよ」と教えてもらいました。最初は正直、「どこそれ?」というレベルでした。
でも、「治安が良くて、物価が安くて、子育てに向いてるよ」と言われ、一度見てみようと思ったのがきっかけです。
初めてドゥマゲッティに降り立ったとき、空気の澄み方が違うことに驚きました。バイクの音や人々の笑い声があっても、不思議と“静けさ”を感じる街。混とんとした、マニラやセブとは全く違う。
街を歩けば、子どもたちが裸足で遊んでいて、大人たちがそれを笑顔で見守っている。そんな、どこか“昭和の日本”を思わせるような優しい光景が、そこにはありました。
妻も、「なんか、落ち着くね」とぽつり。そして私たちは、迷わずこの街に移住を決めました。
実際に住んでみると、その判断が正しかったことを、日に日に実感しています。
まず、治安がとても良い。夜に子どもと一緒に歩いても、不安を感じることはほとんどありません。
地元の人たちもとにかく親切で、道端で困っていればすぐに声をかけてくれます。
次に、物価がとにかく良心的。新鮮な野菜や果物は地元の市場で安く手に入り、家賃も他都市の半額以下。
教育費も、無理なく支払える範囲で良質な学びを得られる環境が整っています。
そしてなにより、子どもたちが“自然体”で暮らせている。
言葉に詰まりながらも、現地の子と遊び、わからない言語を一生懸命聞き取って、「伝えよう」「知りたい」と思う力が育っているのを感じます。
長女は、「学校でドゥマゲッティの友達ができた!」と目を輝かせ、次女は、「今日、友達とおやつ交換した!」と誇らしげに話してくれました。
これまでマニラやセブで感じていた“見えない緊張感”が、ドゥマゲッティに来てからはスッと消えたんです。
移住や親子留学というと、「リスク」「不安」「コスト」が先に浮かぶ気持ち、私も痛いほどわかります。
でも、フィリピンには、「安心」を感じながら生きていける場所があるということを、自分たちの暮らしを通して確信しました。
それが、ドゥマゲッティ。
あなたが今感じている「不安」は、決して間違っていません。でも、その不安を超えた先に、家族の新しい未来が待っているとしたら。
その一歩を、ぜひ応援させてください。私たち増田家が、その“安心の場所”まで、しっかりとご案内します