こんにちは。ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
「子育て環境を求めて。家族で選んだドゥマゲッティの“あたたかい日常”」
今日は、私たちがこの街を「家族の居場所」として選んだ理由、そして日々のあたたかな暮らしについて、少しお話させてください。よく言われますが、子どもが生まれると、人生の優先順位がガラッと変わりますよね。
私も、娘たちが生まれてからというもの、自分の将来よりも、「この子たちが安心して、のびのびと成長できる場所はどこだろう?」と考えるようになりました。
実は、私たち家族はドゥマゲッティにたどり着くまでに、マニラ、セブと移住を繰り返してきました。マニラは都会としての利便性は高いですが、交通渋滞や治安の不安、子どもを一人で歩かせるにはとても、抵抗がありました。
セブは観光地として整備されており、外国人向けのサービスも充実していましたが、そのぶん物価も高く、都市部ならではの忙しさや空気のよどみも感じていました。何よりマニラもセブも私にとっては、そこにいる人がせわしなく怖かった。
「もっと自然があって、のんびり暮らせて、子どもにやさしい場所はないだろうか」そんな風に思っていた頃、あるご縁で“ドゥマゲッティ”という街を知りました。最初は「聞いたことがない街だけど、大丈夫だろうか」と不安もありました。
けれど、実際に足を運んでみて、その不安はあっという間に安心に変わりました。
車で市内を走っていると、視界に入るのは海、緑、青い空。子どもたちも「わあ!」と目を輝かせて、まるで遠足に来たかのようにワクワクしていました。
現地の人たちはとてもフレンドリーで、「どこから来たの?」「家族で移住?素敵ね!」と、すぐに声をかけてくれます。
人と人との距離が、心地よいくらい“近い”のです。この心地よいっていうのが大切で、嫌みな櫃濃さがなくのんびりしてるんです。
ドゥマゲッティに住み始めてから、子育ての「ストレス」がぐんと減りました。勉強を強いて学力向上をひたすら目指すような教育姿勢がない我が家は、(環境に育ててもらって、のびのび楽しくやってほしい)がモットーです。
ですから、まず治安の良さ。これは何よりも安心材料です。夜に家族で外食しても不安は少なく、道ばたで子どもが遊んでいても、人々が自然に見守ってくれる空気があります。
次に、自然環境の豊かさ。学校から帰ったあとにビーチで貝を拾ったり、週末は近くの滝や山にピクニックに行ったり。
娘たちは、スマホやテレビではなく“自然”からたくさんのことを学んでいます。
もちろん普段はスマホでゲームの毎日ですが((笑)バランスがとれるんです。
そして、教育環境。ローカルの学校に通いながら、英語、ビサヤ語、2つの言語を自然と使い分ける子どもたちの柔軟さには、親の私たちが驚くほどです。もちろん、言葉の壁やカルチャーショックもあります。
無理をさせず、でも諦めず。「大丈夫、少しずつ慣れていこう」と声をかけ続けました。
すると数ヶ月後には、「今日は学校で○○って言えたよ!」と笑顔で報告してくれるように。
子どもが自分の力で壁を越えた瞬間に立ち会えること、それが親としての何よりの喜びです。
私たち大人も、変わりました。以前は仕事に追われる毎日でしたが、今は子どもと過ごす時間が自然と増え、
「今日は何して遊ぼうか?」なんて、親子での会話が日常の一部になりました。
そして、なによりうれしいのは——子どもたちが、毎日笑顔で過ごしていること。
「今日は学校でビザヤ語であいさつできたよ」「お友達にバナナのお菓子もらったの」そんな小さな報告が、私たちにとっての“宝物”です。ドゥマゲッティは、都会のようにきらびやかではありません。でも、ここには家族の心が落ち着ける“あたたかい日常”があります。毎朝、ニワトリの声で目が覚め、
バイクタクシー(トライシクル)の音が遠くから聞こえてくる。子どもたちの笑い声と、近所のおばちゃんの「おはよう」が交差する。そんな何気ない毎日が、今の私たちの“幸せ”です。
親子留学や移住を考えている皆さんへ。もしかしたら不安の方が大きいかもしれません。でも、安心してください。
私たちも、同じように不安を抱えて始めました。そして今、胸を張ってこう言えます。
「家族の幸せのカタチは、多種多様で周りと比べる必要なんかない!!」
いつかあなたのご家族にも、このあたたかい日常を体験していただけたら嬉しいです。