こんにちは、ドゥマゲッティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
ドゥマゲッティの名前の由来とは?
今回の記事では、親子留学で滞在するご家族にぜひ知っておいていただきたい「ドゥマゲッティ」という名前の由来についてお話しします。
観光や日常生活ではあまり意識しないかもしれませんが、町の名前に込められた意味を知ると、街歩きや留学生活がより一層豊かなものになりますよ。
「Dumaguete」の由来
「Dumaguete(ドゥマゲッティ)」という地名は、フィリピンの国語であるタガログ語ではなく、ビサヤ語(セブアノ語)から来ています。語源となったのは dagitという言葉で、これは「さらう」「引き寄せる」という意味を持っています。
そのため、Dumaguete は直訳すると 「人を引き寄せる場所」 というニュアンスになります。
これは単なる言葉遊びではなく、実際にドゥマゲッティという町が持つ歴史や雰囲気と深く結びついています。
海賊と防御の歴史
16世紀から17世紀にかけて、フィリピンの沿岸部の町々はしばしば海賊の襲撃を受けました。
特にドゥマゲッティは海沿いの街であるため、「人をさらう(kidnap)」海賊行為の被害が多かったと記録されています。
この「dagit(さらう)」という言葉が、町の名前と結びつき、やがて「Dumaguet」→「Dumaguete」と呼ばれるようになったと言われています
(参考:Philippine Commission of the National Historical Commission of the Philippines)。
つまり、もともとは少し怖いイメージを持つ名前だったのです。

「人を引き寄せる」ポジティブな意味へ
しかし時代が進むにつれ、この「さらう」という言葉の意味はポジティブに変化していきました。
海賊に「さらわれる」のではなく、町の美しさや温かさに人々が自然と引き寄せられる、という解釈が広がったのです。
現在のドゥマゲッティは「The City of Gentle People(優しい人々の街)」というキャッチフレーズで知られています。
これは観光局や市政府が公式に掲げているもので、町全体の人柄や雰囲気を表したものです。
実際に訪れると、人懐っこい笑顔と親切さに触れる場面が多く、「人を引き寄せる街」という意味がしっくりと感じられるはずです。
町の歴史を象徴する建物
名前の由来を理解するうえで欠かせないのが、**ベルタワー(鐘楼)**です。
17世紀に建てられたこの塔は、海賊の襲撃を見張るための防御施設でした。鐘を鳴らして町の人々に危険を知らせる役割を果たし、まさに「dagit」という言葉が生まれた時代の背景を伝えています。
現在は観光スポットとなり、夜にはライトアップされて幻想的な姿を見せています。親子で訪れると、歴史の重みを感じながらも、平和な現代とのコントラストに感動することでしょう。
当センターの経験から見た「名前の力」
私たちDEECに相談に来られるご家族の中には、ドゥマゲッティの名前を聞いて「どんな町なんだろう?」と不安に思う方もいらっしゃいます。
ですが実際に滞在すると、ほとんどの方が「居心地が良くて帰りたくなくなる」と笑顔で話されます。
つまり名前通り、ドゥマゲッティは人を引き寄せる街なんです。
親子留学を通じて多くの方が自然に打ち解け、現地のコミュニティに受け入れられ、生活を楽しむようになります。
この「引き寄せられる」感覚こそが、町の名前が持つ魅力を実感できる瞬間だと思います。
まとめ
ドゥマゲッティの名前はビサヤ語の “dagit(さらう・引き寄せる)” に由来する。
海賊の襲撃が多かった歴史から、「人をさらう」という意味で名付けられた。
時代とともに意味はポジティブに転換し、現在では「人を引き寄せる街」と解釈されている。
ベルタワーなどの歴史的建造物が、その時代の背景を今に伝えている。
親子留学で訪れる家族もまた、この街の雰囲気に自然と惹かれていく。
参考:
National Historical Commission of the Philippines
Dumaguete City Official Tourism Page

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