日本から来られたご家族が、街を歩きながらこんなことを話されました。
「子どもが遊べるテーマパークはありますか?」
日本なら、大きな公園や遊園地、室内遊び場など、休日に出かける場所がたくさんあります。
その感覚で考えると、ドゥマゲッティは少し物足りなく感じるかもしれません。
実際、この街には有名なテーマパークはありません。
でも、不思議なことがあります。
子どもたちは毎日とても楽しそうなんです。
夕方になると、近所の子どもたちが自然と集まり、ボール遊びをしたり、自転車で走り回ったり、鬼ごっこを始めたりします。
特別なおもちゃがなくても、誰かと一緒に遊ぶことが一番楽しい。
そんな雰囲気が、この街には今でも残っています。
親子留学で来られたお母さんが、
「日本では予定を入れないと遊べなかったけれど、こちらでは子どもが自分から外へ行きたがるようになりました。」
と話されていたことがあります。
もちろん、日本の環境が悪いという話ではありません。
日本には日本の良さがありますし、安心して遊べる施設もたくさんあります。
一方で、ドゥマゲッティには、人との距離が近く、年齢の違う子ども同士が自然に遊ぶ文化があります。
その中で、言葉が通じなくても笑い合い、一緒に遊ぶ姿を見ていると、「子どもってすごいな」と感じることがよくあります。

親子留学では、英語力ばかりに目が向きがちです。
でも、実際にはこうした日常の経験も、お子さんにとって大きな学びになることがあります。
世界にはいろいろな暮らし方があり、遊び方があり、人との関わり方があります。
それを知ることは、「海外に住むため」ではありません。
将来、お子さんが自分の人生を考えた時に、「こんな世界もあったな」と思い出せる経験になるかもしれません。
私たちは学校だけではなく、この街の日常も親子留学の魅力の一つだと考えています。
そんな何気ない毎日が、あとになって一番心に残ることも少なくありません。

戻る