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ドゥマゲッティで食費は月2万円台!?物価・外食・買い物のリアル

  • 2025.09.15

南国フィリピンのドゥマゲッティへの親子英語留学、移住サポートをしています、DEECの増田です。


「ドゥマゲッティで食費は月2万円台!?物価・外食・買い物のリアル事情」


今回のテーマは、親子留学や移住を考える方にとって切実なポイント、
「実際の生活費、特に食費ってどうなの?」という疑問にお答えする内容です。

私がフィリピンで10年以上暮らしてきた中で、特に家計に優しかったこの街・ドゥマゲッティの物価と日常生活費のリアルを、包み隠さずお伝えします。

■ ドゥマゲッティは暮らす街。だからこそ見えるコスパの良さ


セブやマニラのような大都市と違い、ドゥマゲッティは観光色よりもローカルの暮らしが中心の街です。
そのぶん、観光地価格ではなく、地元価格での生活ができるのが魅力の一つ。

たとえば、私たち家族(夫婦+高校生1人、小学生2人)の1ヶ月の食費は、約8,000〜12,000ペソ(約2〜3万円)程度。
この数字、東京では考えられませんよね?

*コロナ以降それでも物価は上がってきてはいます。

では、どうやって抑えられているのか?
具体的にご紹介します。

■ ローカル市場が“宝の山”
私たちがよく利用するのが、ドゥマゲッティ市内にいくつかある公設市場(public market)です。
ここには、新鮮な野菜・果物・肉・魚がびっしり並び、しかも安い。

トマト1kg:30〜40ペソ(約80円)

玉ねぎ1kg:60〜80ペソ(約150円)

バナナ1房(6〜8本):30ペソ前後(約70円)

鶏モモ肉1kg:160ペソ(約400円)

*以上全て時期により変動しますが。

フィリピン生まれの妻が現地語で交渉してくれることもあり、地元価格で買い物ができるのは本当にありがたいです。

■ 外食も気軽。1食150円〜家族で1000円も可能
忙しい日の外食も、ドゥマゲッティなら気軽です。

ローカル食堂(カレンデリア)であれば、

ワンプレートの食事(ごはん+おかず1品)で60〜80ペソ(約150〜200円)

サンミゲルビール:35ペソ(約90円)

例えばある日曜日の外食費用はこちら

妻:フィッシュシニガン(地元のスープ)70ペソ

私:焼きビーフン定食 80ペソ

子どもたち:フライドチキンセット×2(各100ペソ)

ソフトドリンク×4:計60ペソ

合計:410ペソ(約1,100円)でお腹いっぱい+会話もたっぷり。

■ スーパーは少し高め。でも選択肢が増えて安心


一方で、フィリピンでもショッピングモールやスーパーマーケットの食品は、日本と同じかそれ以上の値段がつくこともあります。

日本米(5kg):約500ペソ(約1,300円)

醤油(Kikkoman):200ペソ前後

日本のお菓子や即席ラーメン:日本の2倍以上の価格

我が家は、ローカルのものを基本にしつつ、私自身が日本の味が好きなので、調味料は日本のものを一部使っています。

■ 教育費&日用品も身の丈で無理なく


我が家の子どもたちは公立校に通っているため、学費はほぼゼロ。
制服代や活動費、PTA費用などが少しかかる程度で、1年で3,000〜5,000ペソ程度。

また、文房具や日用品も安価。

ノート1冊:10〜15ペソ

鉛筆:5ペソ

歯ブラシ:20ペソ〜

「勉強にお金がかかりすぎない環境」というのは、親にとって本当に心の余裕につながっています。

■ 家計がラクになると、家族の会話が増える


生活費に追われる毎日って、どうしても心の余裕を奪っていきますよね。
私も日本にいた頃、働いて帰ってきて「早く寝なさい」「宿題やったの?」と怒ってばかりでした。
そもそも付き合いが多く、深夜帰宅が常でした。
でも、ここドゥマゲッティでは、経済的なプレッシャーがぐっと減った分、子どもとの会話が自然に増えました。

「今日は何食べたい?」
「市場で見つけたフルーツ、食べてみようか!」
「今度お弁当持って海に行こうか」

そんな会話が日常になる。
これが、家族で良かったと感じる瞬間の一つです。

■ 物価だけじゃない、心の豊かさも育つ街


もちろん、物価が安いだけで移住を決めたわけではありません。
でも、「身の丈に合った暮らし」ができるというのは、子育て中の家庭にとって何よりの安心材料。

フィリピンの地方都市ドゥマゲッティには、
お金を使わなくても家族で笑顔になれる時間がたくさんあります。

ビーチで貝拾い

山の渓流にピクニック

市場で人とふれあいながら買い物

夕方はバルコニーで青空晩ごはん(私は晩酌)

それらすべてが、子どもにとっては最高の時間だと私は思っています。

■ 留学や移住を考えている方へ
「お金のことが心配で…」と相談を受けることがよくあります。

でも、私たち増田家は普通の家族です。
特別な資産があったわけでも、裕福な出発でもありません。

そんな私たちがここまで続けてこられたのは、無理をしないで暮らせる街だったから。

あなたの家族にも、そんな場所がきっとあります。
もしドゥマゲッティがその候補になるのなら、私たちは全力でサポートします。

物価の安さ=暮らしの豊かさとは言い切れません。
でも、「ゆとり」が笑顔を増やすのは、間違いありません