こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
【国際線の入国審査、子連れでの注意点とは?】
成田空港からフィリピンへ出発する際、多くの親子留学生が心配されるのが 「入国審査(イミグレーション)」の場面です。
大人だけならスムーズに済ませられる手続きも、子どもが一緒だと
「列に長時間並べるかな?」「提出物は?」
と不安が増えるのは当然です。当センターでは、これまで多くの親子留学生をサポートしてきました。その経験から言えるのは、入国審査は準備と心構えで半分以上が決まるということ。
この記事では、成田空港で出国手続き→フィリピンでの入国手続きまでを、親子視点で解説します。
1. 成田空港での出国審査の流れ。
チェックイン後、セキュリティチェックを通過すると入国審査(出国管理)に進みます。ここではパスポートと搭乗券を提示し、出国スタンプをもらいます。
●必要書類:パスポート、搭乗券
子どもも必ずパスポートを提示。
顔認証ゲートが利用可能(12歳以上が対象、12歳未満は有人ブースへ)。
法務省出入国在留管理庁によると「顔認証ゲートの利用は12歳以上から可能」と定められています (immi-moj.go.jp)
つまり小さなお子さま連れの場合は、必ず有人窓口を利用することになります。
2. 子ども連れ特有の注意点。
当センターでよく耳にするのは「子どもが列に並ぶのに疲れて泣き出した」というケース。国際線の出国審査は混雑時に30分以上並ぶこともあるため、以下の工夫が役立ちます。
●軽いおやつや水筒をすぐ出せる位置に
●お気に入りのおもちゃや絵本を準備
●抱っこひもでスムーズに移動できる体制を整える
●過去に成田からセブへ向かったご家族は、「飴を小分けにして“1列進んだら1つ”とルールを作ったら、子どもが楽しく待てた」と話してくれました。
3. フィリピン到着後の入国審査。
マニラやセブに到着すると、現地の入国審査(Immigration)があります。ここでは次の書類が必要です。
●パスポート(残存有効期間6か月以上)
●帰国便または第三国への航空券
●入国カード(オンライン登録済みのeTravel QRコード)
フィリピン政府観光省によると「2023年12月より、入国カードはeTravelシステムでオンライン登録に一本化」されました (etravel.gov.ph)
渡航72時間前から入力できるため、成田出発前に済ませておくのが安心です。
4. 子どもが質問されることもある?
フィリピンの入国審査官は、親子留学の場合「滞在目的」「滞在期間」「滞在先」について必ず確認します。稀に子ども本人に簡単な質問をすることもあります。
例えば:Who are you traveling with? (誰と一緒に来たの?)
Where are you going to stay? (どこに泊まるの?)
もちろん、答えられなくても親が代わりに説明すれば問題ありません。過去に当センターをご利用いただいたご家族も、「審査官がにこやかに子どもに話しかけただけだった」と安心されていました。
5. 乗り継ぎの空港での工夫。
マニラやセブで国内線に乗り継ぎ、ドゥマゲッティに向かう場合は、入国審査の後に手荷物受け取り・再チェックインが必要です。ここで待ち時間が1〜3時間発生することがあります。
その間に役立つ工夫:
●空港内のWi-Fiで日本の家族と連絡(マニラ空港はSSID「NAIA Free Wi-Fi」で接続可能)
●フードコートで軽食をとる(子ども向けにファストフード多数)
●早めにゲート付近で休憩場所を確保
実際に当センターから出発したご家族の中には、「セブの空港でプレイエリアを見つけて子どもが元気に遊んだ」と話された方もいました。
6. よくあるトラブル事例。
●eTravel未登録で入国審査に時間がかかった
●子どものおやつや飲み物を没収されてしまった(液体制限ルールの理解不足)
●国内線乗り継ぎのゲートを探すのに迷った
これらは事前に知っておけば防げるケースです。
まとめ:入国審査は“心構え”で変わる。
入国審査は、親子留学における最初の大きな関門です。でも準備を整えていれば、怖がる必要はありません。
実際に当センターをご利用いただいたお母さまは「不安だったけれど、必要提出物をまとめてすぐ出せるようにしていたのでスムーズに通過できた」とおっしゃっていました。
子どもにとっても「空港を通過する」という経験は大切な学びです。親が落ち着いて対応することで、子どもは安心し、旅全体を前向きに受け止められるようになります。
参照元 法務省 出入国在留管理庁「顔認証ゲート」immi-moj.go.jp フィリピン政府 eTravel公式 etravel.gov.ph 成田国際空港公式「セキュリティチェック」narita-airport.jp

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