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成田空港出発ガイド④国際線の入国審査、子連れでの注意点とは?

  • 2025.10.02

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

【国際線の入国審査、子連れでの注意点とは?】

成田空港からフィリピンへ出発する際、多くの親子留学生が心配されるのが 「入国審査(イミグレーション)」の場面です。

大人だけならスムーズに済ませられる手続きも、子どもが一緒だと

「列に長時間並べるかな?」「提出物は?」

と不安が増えるのは当然です。当センターでは、これまで多くの親子留学生をサポートしてきました。その経験から言えるのは、入国審査は準備と心構えで半分以上が決まるということ。

この記事では、成田空港で出国手続き→フィリピンでの入国手続きまでを、親子視点で解説します。

 

 

1. 成田空港での出国審査の流れ。      

チェックイン後、セキュリティチェックを通過すると入国審査(出国管理)に進みます。ここではパスポートと搭乗券を提示し、出国スタンプをもらいます。     

●必要書類:パスポート、搭乗券   

子どもも必ずパスポートを提示。      

顔認証ゲートが利用可能(12歳以上が対象、12歳未満は有人ブースへ)。      

法務省出入国在留管理庁によると「顔認証ゲートの利用は12歳以上から可能」と定められています (immi-moj.go.jp)  

つまり小さなお子さま連れの場合は、必ず有人窓口を利用することになります。

    

 

2. 子ども連れ特有の注意点。     

当センターでよく耳にするのは「子どもが列に並ぶのに疲れて泣き出した」というケース。国際線の出国審査は混雑時に30分以上並ぶこともあるため、以下の工夫が役立ちます。     

●軽いおやつや水筒をすぐ出せる位置に    

●お気に入りのおもちゃや絵本を準備  

●抱っこひもでスムーズに移動できる体制を整える      

●過去に成田からセブへ向かったご家族は、「飴を小分けにして“1列進んだら1つ”とルールを作ったら、子どもが楽しく待てた」と話してくれました。     

 

3. フィリピン到着後の入国審査。      

マニラやセブに到着すると、現地の入国審査(Immigration)があります。ここでは次の書類が必要です。

●パスポート(残存有効期間6か月以上)    

●帰国便または第三国への航空券    

●入国カード(オンライン登録済みのeTravel QRコード)    

フィリピン政府観光省によると「2023年12月より、入国カードはeTravelシステムでオンライン登録に一本化」されました (etravel.gov.ph)  

渡航72時間前から入力できるため、成田出発前に済ませておくのが安心です。    

 

4. 子どもが質問されることもある?    

フィリピンの入国審査官は、親子留学の場合「滞在目的」「滞在期間」「滞在先」について必ず確認します。稀に子ども本人に簡単な質問をすることもあります。    

例えば:Who are you traveling with? (誰と一緒に来たの?)

Where are you going to stay? (どこに泊まるの?)    

もちろん、答えられなくても親が代わりに説明すれば問題ありません。過去に当センターをご利用いただいたご家族も、「審査官がにこやかに子どもに話しかけただけだった」と安心されていました。    

 

5. 乗り継ぎの空港での工夫。     

マニラやセブで国内線に乗り継ぎ、ドゥマゲッティに向かう場合は、入国審査の後に手荷物受け取り・再チェックインが必要です。ここで待ち時間が1〜3時間発生することがあります。    

その間に役立つ工夫:   

●空港内のWi-Fiで日本の家族と連絡(マニラ空港はSSID「NAIA Free Wi-Fi」で接続可能)     

●フードコートで軽食をとる(子ども向けにファストフード多数)     

●早めにゲート付近で休憩場所を確保     

実際に当センターから出発したご家族の中には、「セブの空港でプレイエリアを見つけて子どもが元気に遊んだ」と話された方もいました。     

 

6. よくあるトラブル事例。     

●eTravel未登録で入国審査に時間がかかった     

●子どものおやつや飲み物を没収されてしまった(液体制限ルールの理解不足)     

●国内線乗り継ぎのゲートを探すのに迷った       

これらは事前に知っておけば防げるケースです。  

 

まとめ:入国審査は“心構え”で変わる。     

入国審査は、親子留学における最初の大きな関門です。でも準備を整えていれば、怖がる必要はありません。       

実際に当センターをご利用いただいたお母さまは「不安だったけれど、必要提出物をまとめてすぐ出せるようにしていたのでスムーズに通過できた」とおっしゃっていました。     

子どもにとっても「空港を通過する」という経験は大切な学びです。親が落ち着いて対応することで、子どもは安心し、旅全体を前向きに受け止められるようになります。    

 参照元    法務省 出入国在留管理庁「顔認証ゲート」immi-moj.go.jp    フィリピン政府 eTravel公式 etravel.gov.ph    成田国際空港公式「セキュリティチェック」narita-airport.jp