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英語初心者の子供を学校はどうフォローしてくれる?

  • 2025.11.12

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

今回は「英語初心者の子供を学校はどうフォローしてくれる?」というテーマで、「英語が不慣れな子どもにインター校がどんなサポートをしてくれるか」「親としてどう学校をチェックすればいいか」をご説明します。

 

1.まず公式な制度・他校でのフォロー体制の例

英語が母語でない・初心者のお子さんを支援する制度は、多くの国際校/インター校で標準的に取り入れられています。以下は、公的情報や信頼校の制度からの具体例です。

International School Manila (ISM) の English as an Additional Language(EAL)プログラムは、Grade 1~10 の生徒を対象に、「入学時に言語サポートが必要と判断された生徒に対してアセスメントを実施」し、学年クラス授業と EAL/英語発展クラス(EDP/EAP 等)を組み合わせてサポートします。

内容・言語教師と教科教師が連携し、英語力の基礎を築いたうえで通常授業(mainstream class)へと移るサポートをしています。

Cebu International School (CIS) においても、EAL プログラムが「英語の話す・読む・書く能力が少ない生徒」に対して、入学審査時のアセスメントで Beginner / Intermediate / Advanced(初心者〜中級〜上級)のレベル分けを行い、それぞれの段階に応じて家庭学習・教室内サポート・追加授業などを組み合わせて対応していることが公式サイトで示されています。

Cebu International School

 

●これらの例を通して、英語初心者のお子さんに対して学校側が行っているフォロー体制には次のような共通点があります。

 

〇入学時または早期での能力アセスメント(聞く/話す/読む/書く)

 

〇EAL や補助教員(Learning Support Teacher)などの専門スタッフの配置

 

〇教科授業と協働で言語サポートを行う(クラスでの指示の簡略化・教科用語の予習など)

 

〇個別の学習計画(Individual Learning Plan)や進捗モニタリング

 

〇必要なら補習クラス・放課後フォロー・家庭でのサポート資源の提供

*家庭教師などの検討。

 

 

2.DEEC の実例から:ドゥマゲッティ近辺で見られるサポート

DEEC で親子留学をサポートしてきた経験から、ドゥマゲッティ近辺で「英語初心者」の子どもが学校に馴染むために実際に行われているフォローをいくつかご紹介します。

 

〇入学前のプレ-アセスメントまたはトライアル登校

英語力が少ないときは、学校側が試しに授業の一部に参加するトライアルデーを設けたり、サンプルの課題(予習ワーク)を家庭で取り組んでから入学を決めるケースがあります。これによって親子ともども「どこが難しくなるか」が見え、準備ができます。

*当センター同行での1日体験入学も可能です。

 

〇朝・休み時間・放課後の「言語サポート/英会話練習」

授業外で EAL 教員または補助の先生が短時間マンツーマンまたは少人数で英語の発音・日常会話・教科理解のための補足をしてくれる学校があります。

休み時間に英語の友だちと話す機会を促すバディ制度を使う学校もあります(要確認)。

 

〇教科授業で使われる教科語彙の予習・視覚的補助

理科・算数など専門用語が多い教科で「この単元で使う語彙を先に家庭で見せる」「図解や模型を使って教える」「教員やサポート教員が言い換えやジェスチャーを使って説明する」など、言葉の壁を少しずつ下げる工夫。

 

〇継続的な進捗チェックとコミュニケーション

教員が授業ノート・宿題・提出物などを通じて「どこでつまづいているか」を見て、親にフィードバックをくれる学校が多いです。

希望する親との面談(Parent-Teacher Conference)が定期的にあり、「家庭でのサポート方法」について具体的な指示や提案があるケース。

 

〇補講・家庭での追加サポート

授業だけでは足りない部分を補うための補習クラスや家庭教師、オンライン教材の検討も。

*難しい内容より、お子さんが見やすい好みのユーチューブなどから始めるのもOKです。

 

 

3.親としてチェックすべきポイント・質問項目

英語初心者のお子さんを通わせる学校を選ぶとき、以下のような点を見学・問い合わせで確認しておくと良いです。

 

〇入学時の言語アセスメントはあるか

「聞く・話す・読む・書く」のどのスキルを測るか、どこで実施するかを確認する。

 

〇EAL 教員や補助教員の有無・数

専門教員がどのくらいいて、何人の英語初心者をサポートしてきた実績があるか聞く(学校によって差がある)

 

〇教科授業でのサポート体制

教員が言い換え・視覚補助を使っているか、教科用語の予習があるかどうか。

 

〇少人数のグループか個別指導があるか

小グループ・マンツーマンのフォローで理解の差が縮まりやすい。

 

〇成績・宿題・学習の進捗を親にどのように報告するか

定期的なレポート・面談などがあるか、家庭で何をサポートすればいいか具体的に教えてくれるか。

 

〇学校の文化・雰囲気・言語の使われ方

英語が第一言語でない生徒を周囲がどれだけ受け入れているか/他の英語母語者の子とどう関わるか、バディ制度などがあるか。

 

 

4.公的・研究に基づく良いフォローの特徴

英語初心者をサポートする際に、研究で効果的とされている手法・方針がいくつかあります。

 

〇視覚的教材・ジェスチャー・図表などの補助:言葉だけでなく視覚情報を多く使うことで、理解しやすくなる。

 

〇スキャフォルディング(段階的支援):初めは簡単な指示/ゆっくり話す/短い文で/モデルを示す等、徐々に通常のクラスのペースに近づけるように支援する。

 

〇ピアサポート(バディ制度)

英語がわかる子どもとペアを組ませて友だちとして言語を使う機会を増やすことで、怖がらずに発言できるようになる。これは学校文化を豊かにする上でも効果があります。経験的にも有効です。

 

 

 

5.DEEC からのアドバイス:英語初心者を持つママができる準備

学校のサポートがあっても、家庭で準備しておくことでそのフォローがより効果的になります。

 

〇家庭での英語慣れをつくる

絵本・子ども向け動画・歌・簡単な会話などを楽しみながら取り入れる。リラックスした環境で英語を“怖がらない言語”にすること。

 

〇教科語彙・日常表現の予習

数学・理科・社会でよく出る専門用語・教室で使う指示語(“Can you repeat?” “I don’t understand” “Please raise your hand” など)を家庭で練習しておく。

 

〇小さな成功体験を積ませる

家庭で短いスピーチをしてみる/発表の練習をする/友だちとの簡単な英語でのやりとりを促すなど、自信をつくる取り組みをする。

 

〇学校と積極的に連絡をとる

教員に「どこで困っているか」「家庭でサポートしたいと思っている」ことを知らせておくと、学校もその子に合ったフォローを設計しやすくなります。

 

〇進捗チェック・復習時間を設ける

授業後・週末などにその週の学びを振り返る時間を取る。宿題だけでなく、教科で使われた英語表現を復習する時間を設ける。

 

 

6.まとめ

英語初心者のお子さんがインター校で授業を受けることは最初は大変に感じるかもしれませんが、学校側には EAL や Learning Support など専門の制度があり、アセスメント・個別フォロー・グループサポート等を通じて徐々に慣れていける環境が整っていることがあります。

家庭でも準備・協力することで、そのフォロー体制がより効果を発揮します