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「現地フィリピン人、日本人、外国人…それぞれの移住者との距離感の取り方」

  • 2025.09.19

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

フィリピン・ドゥマゲッティは「大学の街」とも呼ばれ、多くの学生や外国人移住者が集まる国際的な都市です。治安が良く、物価も安く、生活のしやすさから世界中の人々が移住先として選んでいます。

そんな環境で暮らすママにとって大切なのが、人との距離感。

現地フィリピン人、日本人移住者、そしてさまざまな国から来た外国人移住者——それぞれとどのように関わるのがよいのでしょうか?

ここでは、親子で移住を考えるママの視点で「距離感のポイント」を私なりの経験から、お伝えします。

1. 現地フィリピン人との距離感  

ドゥマゲッティの人々はフレンドリーで温かい性格の人が多いです。道を歩いていても「Hello!」「Good morning!」と声をかけてくれることが日常茶飯事。

子どもにも笑顔で接してくれるので、安心して暮らせる環境です。しかし、フレンドリーだからといって油断しすぎるのはNG。文化や価値観が違うからこそ、適度な線引きも大切です。

注意したい点

:お金や物の貸し借りは慎重に

:困っている人を助けたい気持ちはあっても、トラブルのもとになりかねません。時間感覚(金銭感覚)の違いを理解する

:フィリピンではフィリピンタイムと呼ばれるゆったりした時間感覚があります。約束の時間に遅れることも珍しくないので、イライラせず「そういう文化」と受け止めるのがポイント。感謝の気持ちはしっかり伝える

:ちょっとした助けや笑顔には「Thank you!」を忘れずに。

信頼関係を築く近道になります。

 

2. 日本人移住者との距離感  

海外に来ると、母国語で話せる日本人の存在はとても心強いものです。学校の情報や生活の知恵など、同じ立場だからこそ得られる情報は本当に貴重です。ただし、ここにも距離感の難しさがあります。

メリット:情報交換ができる、安心感がある、困ったときに助け合える。

デメリット:人間関係が濃密になりすぎる、比較や噂に巻き込まれる可能性がある。特に小さなコミュニティでは、人間関係が近くなりすぎてしまうこともあります。「あの家族はどこの学校に行っている」「生活費はいくらかかっている」など、気になる情報はあっという間に広まることも…。

 

おすすめの付き合い方

:情報はありがたく、選択は自分で

:他の家庭の体験談は参考になりますが、最終的に決めるのは自分と子どもに合った選択です。心地よい距離を保つ

:全員と無理に仲良くしようとせず、相性の合う人とだけ付き合うことで心がラクになります。日本人だけの輪に閉じこもらない

:日本語で安心しすぎて、せっかくの海外経験が狭まらないよう意識しましょう。

 

3. 外国人移住者との距離感  

ドゥマゲッティには、アメリカやカナダ、韓国、中国、ヨーロッパなど、さまざまな国の移住者が暮らしています。子どもが学校や習い事に通うと、自然と多国籍の友達ができます。ママにとっても国際的な友人ができるのは大きな魅力です。ただし、ここでも文化の違いを理解しながら関わることが大切です。

ポイント

:英語が完璧でなくても堂々と

:移住者同士も英語は第二言語。お互いに「伝わればOK」という感覚なので、気負う必要はありません。違いを楽しむ姿勢を持つ

:食生活や子育ての価値観が違うのは当たり前。その違いを比べるのではなく、「そんな考え方もあるんだ!」と楽しめると関係が広がります。子ども同士の交流を大切に

:大人同士が会話に苦労しても、子どもたちは遊びを通してすぐに仲良くなります。その自然な姿から親も勇気をもらえます。

 

4. 子どもにとっての距離感  

親子移住では、ママが感じる距離感以上に、子ども自身の人間関係も大切です。

現地フィリピンの友達:日常生活や遊びを通して英語力が伸びる一番の機会。

日本人の友達:母国語で安心できる存在。ストレスを和らげる役割。

外国人の友達:多様な価値観を体験し、国際感覚を育む貴重な関係。

バランスよく関われるように、親が環境を整えてあげることが重要です。

 

まとめ  ドゥマゲッティでの生活は、国際色豊かな人間関係に囲まれるのが魅力ですが、そこには距離感の取り方がポイントとなります。現地フィリピン人とは、フレンドリーさを楽しみながらも線引きを忘れずに。

日本人移住者とは、ありがたい情報に感謝しつつ、自分らしい選択を。 

外国人移住者とは、違いを楽しむ姿勢で国際的な視野を広げる。

この3つを意識するだけで、人間関係のストレスはぐっと減り、親子で安心して海外生活を楽しめるようになります。

海外移住や親子留学は、子どもにとってだけでなく、ママ自身にとっても「人との関わり方を学ぶ大きなチャンス」になります。距離感を上手に保ちながら、新しい出会いを楽しんでいきましょう。