「もう少し子どもが大きくなってからのほうがいいですよね?」
親子留学のご相談を受けていると、この質問をいただくことがあります。
確かに、小さいうちに海外へ連れて行くことに不安を感じる親御さんは少なくありません。
「まだ早いかもしれない。」
そう思うのは、ごく自然なことだと思います。
以前、ご相談に来られたお母さんも、同じことを話されていました。
「小学校に入ってからのほうがいいのかな。」
「英語もまだ全然できないし。」
「私自身も海外生活なんて経験がないし。」
そう考えているうちに、気が付けば一年近く悩んでいたそうです。
でも、ある日ご主人がこんなことを言ったそうです。
「行くか行かないかじゃなくて、一度話だけ聞いてみたら?」
その一言で相談に来られました。
実際にお話をしていく中で、そのご家族が気づいたのは、「今行くべき」という答えではありませんでした。
逆に、
「まだ行かないという選択もある。」
ということでした。
私は相談の中で、「親子留学はしたほうがいいですよ」とお勧めすることはありません。
ご家庭によってタイミングも違えば、お子さんの性格も違います。
だからこそ、一番大切なのは、そのご家族にとって納得できる答えを見つけることだと思っています。

親子留学は、英語を身につけるためだけのものではありません。
海外で暮らすことが正解というわけでもありません。
ただ、子どもが将来、「日本で暮らす」「海外で暮らす」という両方の可能性を知った上で、自分自身で選べるようになる。
そんな経験につながることはあると思っています。
実際にそのご家族は、相談から数か月後、ご自身たちのタイミングで親子留学を決められました。
「急いで決めなくていいと分かったことが、一番安心できました。」
後日いただいたその言葉が、とても印象に残っています。
親子留学は、急いで決断するものではありません。
だからこそ、一人で悩み続けるより、一度話をしながら考えてみることで見えてくることもあります。
そんなお手伝いができればと思っています。

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