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「インター校に通う子どもを持つ親の1日の過ごし方」

  • 2025.10.09

こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

今回は「インター校に通う子どもを持つ親の1日の過ごし方」というタイトルで、公的なガイドライン・他校の情報と、DEECでサポートしてきた親御さんの実体験を交えながら、

「親としてどんな1日を送るのか」「何を気をつけて過ごすべきか」をまとめます。

 

●インター校通学型の親の1日:イメージと実際。

インター校通学型を選ぶと、親の1日の過ごし方も日本とは少し異なることがあります。

学校時間・通学時間・家庭学習・サポート活動などが加わるため、余裕を持ったスケジュール設計が重要です。以下はあくまで 参考例 としてのモデルであり、ご家庭や学校によって大きく異なる可能性があります。

 

〇モデルスケジュール(親:1日の流れの一例)

5:30–6:00        起床。

自分の準備+子どもの朝食準備。英語での挨拶など小さなコミュニケーションもこの時間に取り入れる。

6:00–6:30        子どもの身支度(制服・持ち物確認・スクールバッグ準備)。

宿題等があれば声かけ。前日の夜に準備を済ませておくと安心。

6:30–7:30        通学時間:スクールバスまたは送迎。

交通渋滞や日の出の時間を考慮して余裕を持たせる。途中、子どもと軽く会話する時間を持てると心の準備になる。そもそも安全に学校に通学する手段を確保することが重要です

7:30–8:00        登校後、登校ルーチン(朝会、ホームルームなど)。

親はこの時間帯に用意した昼食をチェックしたり、学校連絡を確認したりすることが多い。

8:00–12:00     学校・授業時間。

親はこの間、帰宅して家事・仕事・他の子どもの送り迎えなどを行うことが多い。午前中の授業内容を把握しておくために、教師の連絡帳や学校アプリをチェック(時間変更などが直前にあることも)。

12:00–13:00   昼食+休憩。

昼食メニューに問題がないか、子どもの食事アレルギーや好みを確認する。低学年のお子さんには、昼休みに疲れていないか、後半の授業の準備(文具など)を確認する親もいます。

13:00–15:30   午後の授業・アクティビティ(希望者)。

子どもがクラブ活動や課外活動をしていれば、その準備(道具・着替えなど)を手伝うことがあります。

15:30–17:00   下校後・課外活動。

習い事や塾、家庭での宿題サポートを親が手助けすることも。学校と家庭の橋渡しの時間です。

17:00–19:00   夕食準備・家族団らん。

学校の出来事を話してもらったり、読書・発音練習を少しだけ家庭で行ったり。子どもの精神的ケアの時間を重視。お子さんが一番安心する時間です。

19:00–20:30   宿題チェック/復習時間。

翌日の準備(制服・文具・資料など)。早めに就寝準備開始。親も翌日準備を整える。

21:00頃            就寝。

親子双方が十分な睡眠をとるよう、ルーティン化を心がける。

 

●公的・他校の情報からのヒント。

Nord Anglia International School Manila の “Parent Essentials / School Day” ページでは、学校が始まる時間、レッスン時間、休憩時間、そして「enrichment activities(補習活動、音楽・スポーツ等のクラブ活動)」など非授業時間の過ごし方が詳細に記載されています。親はこれを見て、自分の生活との調整を前もって考えることができるようになっています。nordangliaeducation.com

Reedley International School Philippines のブログには、「子どもがスケジュールを守れるようにするためにはビジュアルスケジュールを作成する」「前夜に準備する」「習慣を一定に保つ」が効果的であると紹介されています。親としての時間管理・準備が子どもに安心感を与えるという点で参考になります。

ドゥマゲッティのインター校でのスケジュールも、随時グループメッセージなどの確認をして、早めに備える必要があります(突然の変更もしばしばあります)。

 

●DEECで見た「親の1日の工夫と実際」。

DEECで親子留学をサポートしたご家庭でよく見られる「親がこうして過ごしていた」という実例・工夫をいくつか紹介します。

〇前夜準備を徹底:制服・文具・スクールバッグ・給食用具などを前夜に揃えることで、朝のバタバタを減らす家庭が多いです。親も昼食や翌朝の朝食の準備を夜に少しすることで余裕が生まれます。

〇情報のキャッチアップ:学校からの連絡帳・アプリ・先生からのメールを朝食時などにチェック(スケジュールの変更が当日の朝にあることも)。授業の内容・持ち物・イベント情報などを親が把握しておくことで、子どもも安心して登校できるようになります。

〇家庭での英語時間の確保:家庭で簡単な挨拶・読み聞かせ・宿題チェックを英語で行う時間を毎日確保するご家庭が多いです。特に夜の時間帯、短くても5〜10分英語に触れる時間が「慣れ」に効くという声があります。とにかくなれるが基本です。

〇余裕のある通学時間の設定:通学・送迎に時間がかかることを見越して、早めに家を出る、スクールバスの時間を確認しておく、ルート・交通状況を把握しておくなどの工夫をされているご家庭が多いです。

*遅刻に寛容なドゥマゲッティの人達ですが、お子さんの(遅れちゃった)という気持ちのダメージが、  もったいないところです。

〇親自身の休憩・リフレッシュ時間も意図的に取る:授業参観や育児・家庭のサポートに忙しい日々ですが、コーヒーを飲む時間・簡単な運動・趣味の時間をカレンダーに入れておく親もおられます。これが精神の安定につながり、子どもにも良い影響を与えます。

 

●親として意識しておきたいポイント。

インター校通学型の家庭が「無理なく、ストレスを少なく」1日を過ごすために、親として以下を意識すると良いです。

 

〇リズムとルーチンを固定すること

朝の起きる時間・寝る時間・食事の時間など基本的な生活リズムを一定に保つと、子どもも心身ともに安定します。住む場所や環境によって個人差がありますから、リラックスしてできるリズムを早めにつ込めるとよいですね。

 

〇持ち物・準備のダブルチェック

特に初めの頃は「プリント・教材・服装・おやつ・水筒」など忘れ物が多くなりがち。前夜チェック・朝チェックの習慣化を。

 

〇親同士・学校とのコミュニケーションをとる

他の保護者からの情報・学校からのお知らせ・先生との面談を活用して、学校の流れをつかむ。保護者コミュニティに参加するのも励みになります。インター校には各学校で必ずと言ってよいクラスごとのグループチャットがあります(なぜか、ほとんどがFBメッセンジャーアプリ)ここを常にチェックしていれば安心です。

 

〇子ども自身のペースを尊重する

初めは疲れることも多いので、慣れるまで夜の活動を少し少なめにする・休ませる日を設けるなど、子どもの体と心の声を聞く。

 

 

まとめ

インター校通学型を選ぶと、親の1日の過ごし方が少し忙しくなることは確かですが、準備と情報キャッチアップ・家庭でのサポートなどで無理なく回せるようになります。

通学・学校外・家庭学習・夜のケアなどがバランスよく組まれていると、子どもも安心して学校生活を送りやすくなります。

DEECでは、ご家庭ごとのスケジュール設計の相談も行っています。どのような形があなたのご家庭に合っているか、一緒に考えてみませんか?