こんにちは、ドマゲティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。
今回は「子どもが一番好きな授業TOP3【ドゥマゲッティのインター校編】」というテーマで、公的・信頼校の例や当センターで実際に聞いた声をもとに、保護者目線で「どの授業が子どもにとって楽しいか・好きになるか」を具体的にまとめます。
似た内容と重複しないよう、授業スタイルや教材、教室外の要素を交えて紹介しますので、「子どもが喜ぶ授業ってこういうものか」をイメージしていただけたらと思います。
1.公式データ・信頼できる事例から見る子どもの好み。
まず、公的・教育研究の観点から、「子どもが好む授業」の傾向がどのように言われているかを整理します。
英国教育研究所(The Education Endowment Foundation)などは、学齢期の児童が最も「興味をそそられる授業」は、
能動的な実験・体験型学習、クリエイティブなアートや音楽、実際に発表ができるプロジェクト型授業であると示しています。
教科書中心の授業よりも、体を使う・手を動かす・仲間と何かを作ることで記憶にも残りやすく、満足感が高いというデータがあります。
フィリピン国内でも、国際学校が毎年行う保護者アンケートの結果、「Science(理科)の実験」「Music/Arts」「Physical Education(体育)やスポーツ・運動系」の授業が子どもに最も人気という回答が上位に来ることが多いです。
これらは英語の読み書きや算数とは異なり、言語の壁を感じにくく、自然体で楽しめる授業であるためです。
これらの調査から、「好きな授業」が子どもにとって「楽しく感じる内容」「自分が参加できる活動」「五感を使う・体を動かすもの」であることが共通しています。
まさに日本の子供たちにも合った内容ですね。
2.ドゥマゲッティのインター校で聞いた「子どもが選ぶ授業TOP3」
DEECがドゥマゲッティで複数のインター校に通う親御さんや子どもたちからヒアリングした結果、「一番好きな授業」として名前がよく挙がる授業TOP3は次の通りです
○第1位:理科の実験・プロジェクト学習(Science Projects)
動植物の観察・化学実験・環境プロジェクトなど。
例:校庭での植物の成長観察、水質テスト、再生可能エネルギーのおもちゃを作る等
「手で触れるからわくわくする」「先生がチームで教えてくれて、友達と協力できる」など。
「英語わからない部分も、道具や実験結果で『見てわかる』から安心」という声。
○第2位:音楽/アート(Music & Art)
歌を通じた発音練習、美術での絵画や工作、音楽で楽器を使った演奏など。色使い・デザイン・創作活動が中心 「色を塗るのが好き」「歌うと楽しいし、習った英語が歌詞で出てくると嬉しい」「工作で自分のアイデアを出せるのが嬉しい」という感想が多いです。
言葉が不完全でも「表現できる」ことが自信になるとの声。
○第3位:体育・スポーツ・屋外活動(Physical Education/Outdoor Activities)
サッカー・バスケット・水泳などのスポーツや、遠足・ハイキング・キャンプなど自然とのふれあいアクティビティ
「外に出るとストレスがなくなる」「友達と体を動かして遊べるのが一番楽しい」「先生とゲーム形式で英語を使うから授業が遊びみたい」などの意見が聞かれます。
特に男の子だけでなく女の子からも好評です。
3.当センターの経験から見る「好きになる要素」
これらの授業が子どもに愛される背景には、次のような共通要素があります。当センターが見てきた実例にも多く当てはまります。
○視覚・体験・感覚が伴うこと
実験の「見た目・匂い・手触り」、アートの「色・形」、体育の「跳ぶ・走る・触れる」のように五感が使われる学びは、子どもの興味を強く引きます。
○成果が目に見える/共有できるアウトプット
科学プロジェクトで観察日記を作ったり、アートで描いた作品を教室に飾ったり、体育で試合形式にしたり。「自分が何かを作った」「できた」という感覚が、達成感と喜びにつながります。
○友達・協力する場面があること
グループワーク・ペア活動・競争や協力ゲームなど、友達と関わる時間が頻繁にある授業は、子どもの「一緒にやりたい」気持ちを引き出します。
○先生の情熱と雰囲気
楽しく教える先生、声をかけてくれる・励ましてくれる先生、間違えても笑われない雰囲気などが、子どもの心の壁を取り払います。
当センターの親子が「先生が笑って褒めてくれる授業が好き」と言った例は多いです。
4.公的・信頼校からの裏付け情報。
British Council などの教育機関は「音楽・アート」や「プロジェクト型学習」が子どものクリエイティビティや表現力を育てる授業スタイルとして非常に効果があるとし、学校カリキュラム設計のガイドラインにも取り入れられています。
フィリピン教育省 DepEd の学習者者満足度調査や国際学校アンケートでは、「Science Projects」「Physical Education」「Arts/Music」が「楽しい授業」として保護者・児童の双方で上位に挙げられる傾向が毎年確認されています。
これは、言語能力で差があっても楽しさ・やりがいは授業を通じて感じやすい領域であることを示しています。
5.ママとしてチェックしたいポイント:好きな授業を増やす工夫。
子どもが「好きな授業TOP3」に入る授業を増やすため、ママとして何を確認・準備できるかを当センターからのアドバイスとして紹介します。
○学校見学や体験授業でArts/Scienceラボ/体育施設をチェック
実験室・図工室・音楽室・校庭・体育器具等が充実しているかを見る。それによってどれだけ質の高い授業が期待できるかがわかります。
○授業スケジュールで「アート・科学・体育などの非筆記科目」が均等に配置されているか
これらの授業が極端に少ない学校だと、子どもの楽しみが偏る可能性あり。現場で希望に応じて要確認です。
○アウトプット機会があるか
発表・展示・コンサート・スポーツ大会など、子どもが成果を見せる場がある授業は特に人気です。
6.まとめ
ドゥマゲッティのインター校で子どもが「一番好き」とよく答える授業TOP3は、「理科プロジェクト/実験」「アート/音楽」「体育・屋外活動」です。これらの授業は、「体験・協力・アウトプット・先生の雰囲気」などの要素が揃っており、子どもの心と好奇心を引きつけます。
親としては、学校選びや見学のときにこれらの要素を意識して、本人の個性にあった「好きな授業があるか」を確認することで、留学・現地校通学型が子どもにとってより楽しみなものになります。DEECでは、学校ごとに見学に同行しますので、お子様に合った質問などを事前にくだされば現場で一緒に確認できます。