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【日本の小学校とココが違う!】インター校ならではの学び方

  • 2025.10.05

こんにちは、ドゥマゲッティ英語留学&移住センター(DEEC)代表の増田です。

【日本の小学校とココが違う!】インター校ならではの学び方

日本の小学校で育ったお母さまが「インター校通学型」を選ぶとき、もっとも気になるのは「学び方がどれだけ違うか」という点ではないでしょうか。

授業の進め方・子どもの主体性・生活英語の取り入れ方など、インター校には日本の教育とは異なる特色が多数あります。

当センターが現場で見てきた経験と、公的・信頼できる機関の情報をもとに、日本と比較してインター校ならではの学び方を具体的に解説します。

 

1.授業スタイルの違い:受け身ではなく参加型。

日本の小学校では

「先生が説明 → 子どもがノートにまとめる → わからないところを質問する(反応しなければそのまま)」

といった進め方が一般的です。

それに対してインター校では、グループワーク・ペアワーク・ディスカッション・プロジェクト型学習が授業の中心です。子ども自身が考え、話し、相手の意見を聞く過程を通じて理解を深めるスタイルです。

公的情報として、フィリピン教育省(DepEd)の公式文書では、

「21世紀スキル(批判的思考・コミュニケーション・協働など)の育成」のために、教師が生徒に問いを投げかけ、生徒の発言・対話を促す手法を導入するよう指導がされています(DepEd Orders/DepEd Policy)。

この政策は、実際にインター校でも教科を越えて活用されており、子どもたちにとって「聞く・書く・話す・調べる」の一連の活動が学びの中に組み込まれています。

 

2.言語環境の違い:教科も英語で学ぶ。

日本の小学校では英語は外国語活動・英語の授業が別枠であり、教科(算数・理科・社会など)は日本語で行われます。

一方、インター校では算数・理科・社会の授業も英語で行われることが標準です。これにより、言語を学ぶだけでなく、「言語を使って考える」機会が圧倒的に増えます。

この方式は第二言語習得理論でも支持されており、

Cambridge University Press や British Council の教材ガイドでは「内容言語統合型学習(CLIL:Content and Language Integrated Learning)」が学習効果を高める方法として推薦されています(British Council “CLIL” ガイドライン)。

この方式を採用している学校では、教科の専門性を保ちつつ、言語力の伸びも両立しています。

 

3.評価方法・宿題・復習のスタンスの違い

日本の学習評価は筆記テスト・定期テストが中心で、知識の再現を測ることが多いですが、インター校では

「プロジェクト提出」「発表」「ポートフォリオ」「グループでの成果物」

など、多様な評価方法が使われます。これにより、知識だけでなく考える力・伝える力・創造力が評価されます。

また宿題や家庭での復習は、日本ほど量が多くないものの、「質」が重視されます。長い作文よりも、クラスで学んだことをまとめたり、自分で調べて発表する形式などが多く、子どもの理解を深める目的で出されます。

当センターのサポート生徒でも、最初は宿題を「こなす」ことが中心でしたが、2~3か月で「どうやったらわかりやすく伝えられるか」を考える宿題の仕方に変化が見られ、英語の読み書き能力だけでなく思考構造も育っていきました。

 

4.学習以外の環境の違い:自由時間・遊び・生活英語

日本の小学校は授業と休み時間が一定で、遊び時間もありますが、学校外での英語使用や異文化交流は限られることが多いです。

一方、インター校では休み時間・昼休み・放課後クラブ活動などで、異なる国籍の友達と英語で遊ぶ機会が豊富です。

また、学校行事や授業内のやりとりで生活英語が自然に使われる環境があります。

私が見ていて、こういった授業学習以外の感情を伴う時間に個性が表れ、本当の意味での学習(体験)が得られると強く感じます。

当センターの見た例では、小学2年生で入校した子どもが、入学当初は休み時間も日本語を使っていましたが、2か月後には友達との会話・遊びの中で英語を使う頻度が大きく増え(完全ではありませんでしたが)、自然な表現を覚えていました。

「遊びの中での英語」が、最も子どもの英語定着を促すと感じます。

 

5.当センターからのアドバイス

●学校見学・授業参観を活用すること:時間割や授業スタイルを自分の目で確かめ、「参加型か」「英語で教えている教科がどの程度か」をチェックしましょう。

●英語準備は早めに:入学前に絵本・動画・簡単な英語の歌などで英語に慣れる時間をつくると、初期のストレスが軽くなります。

●家庭での復習スタイルを決めておく:プロジェクトや発表形式の宿題が増える学校では、親子で振り返る時間を日課にすると理解が深まります。

 

まとめ

日本の小学校と比較して、インター校ならではの学び方は「主体性を育てる」「教科を英語で学ぶ」「評価の多様性」「生活全体で英語に触れる環境」を持っている点です。

これらは子どもの将来の学力・適応力・国際感覚を育むうえで非常に強みとなります。

当センターとしては、このような違いを理解した上で、親子の性格・目標に合った学校を選ぶお手伝いをしています。

もし具体的な学校での授業スタイルを知りたい場合は、見学のお手配も可能ですので、お気軽にご相談ください。